自毛植毛の術後に欠かせないメンテナンス
2016/10/26
目次
自毛植毛後の正しい過ごし方
自毛植毛は手術をしたらおしまいではなく、術後のケアが大事です。
定着率を高めるために正しい過ごし方をして、正しいメンテナンスをしていかなければいけません。
術後のケアが間違ってしまうと、自毛植毛が手術に成功したとしても頭皮に毛髪が定着せず、抜け落ちてしまうというトラブルが引き起こされます。
この記事では術後にどのような点に注意しなければならないのか説明していますので、医師からのアドバイスと合わせてチェックしてみてください。
頭皮の状態を念入りにチェックする
自毛植毛を受けた後はどのような方法でも、頭皮が腫れたり炎症を引き起こしたりと、不快な症状で悩まされやすくなります。
そのため、術後直ぐは頭皮の状態を念入りにチェックすることが大事で、少しでも不快感を覚えたら手術を受けたクリニックへと受診するべきです。
アフターケアのサポート体制が整っているクリニックであれば無料で診察できますし、些細な症状の変化も見逃さない方が良いと説明できます。
それに、術後の頭皮は想像以上にデリケートなので、パーマやカラーリング、整髪料の使用といった刺激はできる限り避けるべきです。
洗髪・シャンプーに注意する
自毛植毛の術後は洗髪に注意が必要となります。
手術が成功してもグラフトが頭皮にまだ馴染んでいない状態なので、当日の洗髪は避け、翌日の夜から洗っていくべきです。
ただし、植毛株が定着するまでには4日から5日程度の期間がかかり、2日~3日は髪の毛が抜けやすくなっております。
そのため、翌日はぬるま湯だけで髪の毛を流すように心掛け、その次の日からは刺激の弱いシャンプー剤を使って擦らずに洗うべきです。
頭皮や毛髪に付着した汚れを落としたい一心でゴシゴシと洗っていると、自毛植毛によって植えつけた髪の毛が剥がれやすくなります。
それに、髪の毛を傷めて抜け毛を増加させる大きな原因となるため、自毛植毛の術後だけではなく、普段から優しく指の腹を使って洗髪しましょう。
シャンプー剤の種類も市販で販売されている製品ではなく、アミノ酸系や無添加系の製品をあらかじめ通販で購入しておくべきです。
参考記事:自毛植毛と洗髪・シャンプー
アルコールやタバコを控える
アルコールを摂取したりタバコを吸ったりしても、自毛植毛によって植え付けた髪の毛が一気に剥がれることはありません。
それでも、飲酒は傷口が開いて痛みが強くなりやすいですし、喫煙は血管を収縮させて定着率に悪影響が及ぶ可能性があります。
自毛植毛による効果を最大限に得たいのであれば、最低でも術後2週間は禁酒と禁煙を心掛けてください。
また、術後5日くらいが経過すれば、ウォーキングや軽いサイクリングといった有酸素運動は可能です。
しかし、サッカーのヘディングといった頭を擦る動作や、激しく身体を動かすような運動は1ヶ月程度控える必要があります。
参考記事:自毛植毛と飲酒・アルコール、自毛植毛とタバコ・喫煙、自毛植毛後の禁煙
自毛植毛後のメンテナンス
自毛植毛のメリットの一つがメンテナンス不要というところで、ランニングコストをかけずに自分の髪の毛を復活させられます。
「自毛植毛をした後にどのようなメンテナンスを行えば良いのだろうか」という疑問を抱えている男性は少なくありません。
しかし、結論を言えば自毛植毛にメンテナンスは必要なく、自分の髪の毛を移植する手術なので、何もしなくてもそのまま毛髪は他の部位と同じように生え続けます。
カツラの装着の場合は時間の経過によって劣化していくため定期的にメンテナンスが必要ですし、人工毛植毛も頭皮に植えつけても定着しないので半年間に一度くらいのペースで手術を受けなければならないのです。
自毛植毛と比べて手術にかかる必要が安く、その日に髪の毛をフサフサの状態に導くことができるのが人工毛植毛のメリットとなっております。
ただし、頭皮にとって異物を植え込むこととなるので時間の経過によって全て抜け落ち、手術に手に入れた濃さとボリュームをキープするためには、医療機関で定期的にメンテナンスを行わなければならないのです。
それに、術後に頭皮の状態が悪化しやすく、熱を持った状態になって膿みが出現し、感染症を引き起こすという報告もされております。
自毛植毛はこのような危険な手術ではありませんし、髪の毛をカットしても自然と成長していくので、シャンプーや散髪も他の部位と同じように行えるのです。
一度クリニックで手術を受ければ良いという素晴らしい薄毛治療なので、メンテナンスが必要ない自毛植毛を当サイトでご紹介しているアイランドタワークリニックで受けてみてください。
自分に合う方法を探してAGA治療を行おう
AGAの治療は自毛植毛だけではなく、内服薬のプロペシアや育毛剤のミノキシジル、市販で販売されている育毛シャンプーの使用など様々な種類が挙げられます。
「○○○が効果的」と一概に説明することはできないので、自分に合った方法を探して長期間に渡って続けていくことが大事なのです。
しかし、プロペシアやミノキシジルによる効果を持続していくためには使用し続けなければならず、発毛を実感できても中止すれば元の状態へと戻っていきます。
これはAGAが進行性の病気だからというのが大きな理由で、薄毛の治療を続けていく限りはメンテナンス費用を支払わなければならないのです。
その点、自毛植毛はクリニックで手術を受ければ良いだけなので、面倒なメンテナンスを行う必要は全くありません。
- 自分の後頭部に生えている既存の髪の毛を使用する手術
- 頭皮の別の場所へと移植しても前の場所と同じ性質を引き継ぐ
- 一度定着すれば半永久的に毛母細胞が死ぬまで抜けたり生えたりを繰り返す
上記のようなメカニズムの手術となっており、発毛剤や飲む育毛剤のように不確かな要素が非常に少ないのです。
もちろん、AGAが完全に治ることはありませんし、生え際の薄毛が改善できても頭頂部の薄毛が進行するかもしれないので、そういった意味では100%メンテナンス不要というわけではないのです。
それでも、手術を受けた部位のメンテナンスは不要というメリットがあるので、AGAを克服するための手段の一つとして考慮してみてください。