自毛植毛とタバコ・喫煙
2016/07/22
自毛植毛を受けた直後は定着率を少しでも高めるために、タバコを吸うのはやめた方が良いと考えられております。
本当に定着率が下がるのか臨床試験による結果は出ていないものの、喫煙によってニコチンが体内に入り、血管を収縮させるのは紛れもない事実です。
血管の収縮によって毛細血管の血流が悪くなり、毛髪が栄養分を受け取れず細く弱くなるため、自毛植毛後のタバコは控えた方が良いと考えられているのかもしれません。
しかも、タバコを吸うことで頭皮に受けた傷が治りにくくなることも分かっているため、術後1週間程度は喫煙をできる限り控えた方が良いというわけです。
世界中でAGAの治療として使われているミノキシジルは、血管を拡張することで発毛を促す効能を持ち合わせており、育毛剤やタブレットとして販売されております。
つまり、髪の毛と血流に大きな関係性があることは間違いないので、自毛植毛の手術後だけではなく、頭皮環境を悪化させないためにも喫煙は控えるべきなのです。
普段からヘビースモーカーの方は1週間でもタバコをやめるのは難しいかもしれませんが、自毛植毛の治療を受けたことを期に、禁煙を始めるのは選択肢の一つなのではないでしょうか。
仮に禁煙に成功しなくても、クリニックの医師から術後1週間程度は喫煙を控えるようにと指示されるはずです。
アイランドタワークリニックの医師からもこのような説明を受けるはずですし、高い費用を支払って受けた自毛植毛の効果を下げないように注意してください。
さて、喫煙者でも既にご存知のことかもしれませんが、タバコの中にはニコチンやタールを中心とする大量の化学物質が含まれております。
これらの化学物質が末梢の血流を悪くして、栄養分の供給を滞らせてしまうため、喫煙は髪の毛にとって良くないと考えられているのです。
それに、頭皮や髪の毛にとって必要なビタミンやミネラルがタバコを1本吸う度に消費され、毎日の食生活が乱れている人ほどその悪影響が顕著にあらわれます。
自毛植毛で生え際に髪の毛を移植し、M字型のハゲを克服できたとしても、AGAの進行を食い止めることはできないので今後頭頂部の薄毛で悩まされるかもしれません。
何回もクリニックで自毛植毛を受けるほど経済的な余裕がある方は恐らく少ないはずなので、薄毛治療において禁煙は絶対条件だと言えます。
タバコによる健康被害は周知の事実ですし、その真実が知れ渡ったことで喫煙者は減少傾向にあるため、自分の髪の毛を守るためにも禁煙を始めてみましょう。