M字への自毛植毛、その効果は?
2018/06/30
目次
M字型のはげに悩んでいる方、そしてM字への自毛植毛を検討している方、多いですよね。
M字への自毛植毛は移植する本数も少なくて済むため、頭頂部やてっぺんへの移植と比較しても適していますね。
以下では、M字はげの原因、M字への自毛植毛が効果的な理由、M字への自毛植毛で失敗しないために必要なことを解説しています。
M字はげの原因はAGA(男性型脱毛症)
M字ハゲはAGA(男性型脱毛症)の特徴的な症状で、前頭部の毛髪が左右に剃り込み、アルファベットのMの文字のように見えることからこのように名付けられました。
M字や生え際といった部位は男性ホルモンの影響を受けやすく、年齢を重ねることによってAGAが少しずつ進行していきます。
「M字型のハゲを隠したい」「M字部分の髪の毛を増やしたい」ということで、幾つもの育毛剤や育毛シャンプーでケアをしている男性の方も多いでしょう。
しかし、男性ホルモンが直接的な原因であるAGAの進行を食い止めることは残念ながらできませんし、前頭部は血行不良が引き起こされやすい部位の一つですので、育毛剤や育毛シャンプーでは大きな効果を得るのが難しいです。
血行不良はAGAによる抜け毛や薄毛の症状が悪化する要因の一つで、その理由をまとめてみました。
- 運動不足や食生活の乱れなど不規則な生活で頭皮の血流は悪化する
- 頭頂部と比べてみると前頭部はただでさえ血行不良の状態になりやすい
- 毛母細胞や毛乳頭に行き渡る酸素や栄養素の量が減少する
- 髪の毛が満足に育たなくなって抜け毛の本数が増えて薄毛が進行する
どのような男性でもAGAによるM字はげの症状はゆっくりと進行していきますが、(ストレスなどの一時的な要因を除けば)自然に解消することはまずありません。
M字への自毛植毛が効果的な理由
後頭部や側頭部は男性ホルモンの影響を受けにくく、薄毛が進行しても髪の毛が残っていることが多いです。
自毛植毛では後頭部や側頭部といった場所に生えている髪の毛を既に薄くなってしまったM字へと移植させることが可能で、移植すれば抜けたり生えたりというサイクルを繰り返してくれますよ。
自毛植毛であれば男性ホルモンの影響を受けない後頭部や側頭部の毛髪を移植できるため、一度の施術でM字ハゲを改善して理想のヘアスタイルを手に入れることが可能です。
即効性という点では人工毛植毛やカツラといった方法もありますが、周りの毛髪と馴染む自然な髪型が手に入れられることを考えると、自毛植毛の方が遥かに効果的だと言えるでしょう。
自毛植毛は保険が適用されない手術ですが、M字部分のハゲは頭頂部と比べて移植する本数が少なくて済むため、頭頂部の自毛植毛と比較すると経済的な負担はそこまで大きくありません。
AGAの進行症状は個人によって異なるものの、M字だけであれば100グラフト~1,000グラフト程度で改善できますので、根本治療である自毛植毛を受ける男性は増えてきていますね。
既にAGAが進行している方であっても自毛植毛で前頭部の両サイドに髪の毛を植え込むのは割と簡単で、ボリュームを増やしてM字はげを改善するとともに広がってしまったおでこを隠してくれます。
自毛植毛では約95%と高い確率で手術が成功していて、一度自分の髪の毛を移植すればその部分はメンテナンスが必要なく、半永久的に自分の髪の毛が生え続けていきます。
プロペシアやミノキシジルといった医薬品のように一生涯に渡って使い続ける必要はないので、薄毛で悩んでいる男性はクリニックでの自毛植毛を考えてみてください。
M字ハゲへの自毛植毛の費用は?相場はどのくらい?
M字ハゲに関わらず頭頂部の薄毛にも該当しますが、自毛植毛を受けるに当たってどのくらいの費用が発生するのか気になるところです。
自毛植毛は保険が適用されない自由診療ですので、病院やクリニックによって値段は異なります。
しかし、頭頂部と比較すると狭い範囲での移植が中心となりますので、相場の費用を抑えられるのが特徴です。
- 100グラフト~1,000グラフト程度で薄毛を治療できる
- 本数に換算すると250本~2,500本程度
- 1グラフト1,000円のクリニックであれば10万円~100万円
- 移植料金にプラスして基本治療費を支払う形となる
上記のように、「前頭部の狭い範囲だけ自毛植毛を受けて左右の剃り込みを回避したい」という際は、30万円程度の費用で済みます。
そこで、以下ではM字ハゲの自毛植毛手術を受けるに当たり、どこを受診すれば良いのかおすすめのクリニックを幾つか挙げてみました。
グラフト数が少ないほど単価が安いTOMクリニック
TOMクリニックでは、次のように頭皮への移植グラフト数が少ないほど単価が安くなる珍しい料金システムが採用されています。
グラフト数 | 1グラフト当たりの価格 | 移植費用 | トータル金額 |
---|---|---|---|
500グラフト | 80円 | 40,000円 | 390,000円 |
750グラフト | 300円 | 225,000円 | 575,000円 |
1,000グラフト | 380円 | 380,000円 | 730,000円 |
1,250グラフト | 450円 | 562,500円 | 912,500円 |
2,000グラフト | 480円 | 960,000円 | 1,310,000円 |
3,000グラフト | 520円 | 1,560,000円 | 1,910,000円 |
頭頂部の広い範囲の薄毛を治療するために3,000グラフトの移植を行うと、1グラフト当たりの単価は520円まで跳ね上がります。
M字ハゲへの移植であればどんなに多くても1,250グラフトあれば薄毛を改善できますので、単価の安いTOMクリニックが最もおすすめですよ。
500グラフトの自毛植毛でも見た目のイメージチェンジを図ることができますので、39万円という費用は格安だと言えるでしょう。
また、TOMクリニックでは費用が安いだけではなく、次の特徴を持つ最先端の自毛植毛のARTAS(アルタス)植毛が実施されています。
- 毛髪を傷付けるドナーロス確率が低い
- 術後の回復が早くてダウンタイムが短い
- 術後の頭皮への生着率が高い
最先端のマシンを使ったARTAS(アルタス)植毛は限られたクリニックでしか受けることができないので、M字ハゲでお悩みの男性はTOMクリニックに相談してみてください。
自毛植毛手術で最大手のアイランドタワークリニック
M字への自毛植毛に特化しているわけではありませんが、安心感を得たい方には最大手のアイランドタワークリニックがおすすめです。
国内で自毛植毛を受けた患者さんの60%以上がアイランドタワークリニックを利用していて、今までの症例数は何と2万件を超えました。
M字ハゲへと髪の毛を植え付ける際に、技術力が足りなかったり手際が悪かったりという医師が担当すると以下のようなリスクがあります。
- 前頭部や生え際は人から見られる部分の多い場所
- つむじとは違って緩やかにカーブしながらジグザグに産毛が生えている
- 医師が髪の毛の生える向きを意識して移植しないと直線的になる
- 不自然な髪型となって違和感が生じて失敗する
M字部分や生え際は目立ちやすい部位だからこそ名医が在籍しているクリニックへと依頼した方が安全ですので、アイランドタワークリニックがおすすめの理由はお分かり頂けるでしょう。
以下では、アイランドタワークリニックのM字への植毛でどのくらいの費用がかかるのかまとめてみました。
グラフト数 | 1グラフト当たりの価格 | 移植費用 | トータル金額 |
---|---|---|---|
500グラフト | 1,200円 | 600,000円 | 800,000円 |
750グラフト | 1,200円 | 900,000円 | 1,100,000円 |
1,000グラフト | 1,200円 | 1,200,000円 | 1,400,000円 |
1,250グラフト | 1,200円 | 1,500,000円 | 1,700,000円 |
TOMクリニックよりも費用の負担は大きくなるものの、現在では基本治療費の20万円が無料となるキャンペーンが行われています。
移植費用だけでM字ハゲを治療でき、「メスを使わない」「切らない」「痛くない」というダイレクト法が実施されていますので、自毛植毛をお考えの男性はアイランドタワークリニックでカウンセリングを受けてみてください。
M字への自毛植毛で失敗しないために必要なこと
ただし、自毛植毛で他の部位の薄毛の進行を防げるわけではなく、生え際全体が後退すると最初に植えつけた両サイドの髪の毛だけが残され、バランスが崩れて不自然なイメージになってしまいます。
一時的にM字ハゲを克服できたとしても、時間の経過によって髪型が変化していく可能性は十分にありますので、プロペシアやミノキシジルの使用や生活習慣の見直しなど他の対策も合わせて行うべきでしょう。
自毛植毛を複数回に渡って受けることもできますが、決して安くない治療ですので金銭的な負担が大きくなります。
手術後に「ボリュームがなくなった」「前髪がまばらになった」「前髪に産毛が増えた」という方は徐々にM字型ハゲが進行している可能性がありますので、できるだけ早目に対処すべきですね。
M字への自毛植毛で成功のカギを握るのは?
そもそも、M字への自毛植毛において成功がどのような状態を指すのか考えたことはありますか?
医療ミスが起こらずに無事に手術が終了するのは当然として、他の点についても幾つか挙げてみました。
- AGAが引き金となって発症した薄毛部分の髪の毛が増えている
- 前頭部の密度が上がってスカスカの部分が改善されている
- 左右からの剃り込みを食い止められている
- 誰にもバレることなく自然な生え際を手に入れられている
- 術後の傷跡や痛みが必要最小限に抑えられている
ただM字ハゲを克服するだけではなく術後の状態も加味しなければならず、成功のカギを握っているのは間違いなく医師の技術力です。
技術力の高い医師が在籍しているクリニックへと自毛植毛を依頼し、手術を受ければ以下のような成功例となります。
- 術後3ヶ月程度で赤みが引いて短い毛が生え始めている
- 術後半年間で生え際のジグザグした感じが自然に形成されている
- しっかりと生え揃って密度が濃くなり、頭皮が透けて見えることがない
一方で未熟な医師による施術を受けると、「自分が想像していたデザインと掛け離れている」といった失敗に繋がりますので注意しないといけません。
上記で紹介したTOMクリニックとアイランドタワークリニックであれば、自毛植毛の経験が豊富な名医が在籍していますので安心ですよ。
M字への自毛植毛の経過を良好に!アフターケアを心掛けよう
M字ハゲへと自毛植毛を行い、経過を見ていく上で注意したいポイントを幾つか見ていきましょう。
- 急に生え始めるわけではなく4ヶ月~5ヵ月程度の期間がかかるので焦らない
- 毛髪への刺激を抑えるために育毛剤や医薬品の使用は医師の承諾を得る
- 術後から数週間はまだ頭皮に定着していないので優しくシャンプーをする
- 頭皮が擦れるのを防ぐために柔らかい枕ではなく固い枕で眠る
- 頭皮に何かしらの異変があれば放置せずに直ぐに手術を受けた病院へと相談する
どれも自毛植毛の経過を良くするために必須です。
数多くの方法の中でも育毛剤を使うのは選択肢の一つで、以下のページでは自毛植毛を受けた後に育毛剤を使った方が良い理由について説明しています。
手術の成功を握っているのはアフターケアと言っても過言ではありませんので、詳細は担当医に伺ってみてください。
M字はげの進行を抑える
M字への自毛植毛で失敗しないためには、髪の毛が頭皮へと定着した後も自宅で総合的なケアを行っていくことをおすすめします。
- 頭皮の血行を良くして栄養素を行き渡らせるためにマッサージを行う
- 額周辺の皮膚が硬くなって血流を悪化させる眼精疲労を対策する
- センブリエキスなどの血行不良を改善する成分が含まれた育毛剤を使う
- 皮脂の過剰分泌を防ぐために脂っこい食べ物をできる限り控える
- 毛根が脂で詰まって毛髪の成長を阻害しないように正しい洗髪を行う
このような方法で症状を緩和しつつ、理想のヘアスタイルを維持していきましょう。
確かに、自毛植毛は内服薬のプロペシアや外用薬のミノキシジルとは異なり、M字ハゲを確実に克服できます。
しかし、髪の毛の成長が滞れば元気に生えなくなりますし、AGA自体が完治したわけではないので予防ケアは欠かさずに行わなければなりません。
どれも簡単に毎日の生活の中に取り入れられる方法なので是非一度試してみてください。
危険な手術の人工毛植毛は避ける
同じ植毛手術でも人工毛植毛の場合は一時的に薄毛を隠すことこそできるものの、寿命を迎えれば少しずつ頭皮から抜け落ちていきます。
一度抜け落ちてしまった後は、人工毛なので当然のように新しい髪の毛が生えてくることも絶対にありません。
人工毛植毛を施したM字部位以外の髪の毛は伸びるのに対して、移植した人工毛は抜けていく一方で数ヶ月も経てば不恰好な形になってしまいます。
- 施術を受けたクリニック専属の美容院でカットする
- 人工毛を切らないように既存の毛髪だけカットする
- 見た目のイメージが良くなるように全体的に整える
このような方法で回避できますが、全体的な見た目が悪くなるだけであればまだしも頭皮に異物を植え込む形となるので拒絶反応が引き起こされやすく、効果が高い手術とは到底言い切れないのです。
個人差はあるものの、大よそ1年から2年程度が経過すると自然と人工毛は抜け落ちて、理想の髪型を維持するためには定期的にメンテナンスが必要となります。
その点、自毛植毛であれば一度クリニックで手術を受けるだけで外観を変化させた状態をキープできるため、どの治療の中でも効果が高いと言われているのです。
現在では医療の技術の進歩で人工毛でも不自然さを取り除けるようになりましたし、見た目に関しては自毛と全く変わらないと言っても過言ではありません。
それでも、上記で説明したように途中で抜け落ちるので確実な効果は手に入れることができませんし、時間が経てばヘアスタイルは崩れていきます。
理想の状態をキープするために何回も人工毛植毛を受ければ、トータルで高額な費用を支払わなければならないので避けた方が良いでしょう。
それに、拒絶反応によって頭皮に不快な症状が引き起こされることも少なくないため、自毛植毛の方が圧倒的に安全性が高く尚且つ効果の高い手術なのです。
日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインによると、自毛植毛は推奨できるBランクに位置しているのに対して、人工毛植毛は推奨できないDランクに設定されています。
※AGA診療ガイドラインについて、当サイトのトップページでも詳しくまとめています。
効果が認められていない治療なのにも関わらず、現代でも幾つかのクリニックで人工毛植毛は実施されていますので、直ぐに髪の毛を増やせるからといって医療機関で受けないようにしてください。