植毛の手術で使用する素材は?人工毛植毛と自毛植毛で違いはある?
植毛の手術で使用する素材の種類は?
植毛の手術で使用する素材は、次のように方法で違いがあります。
- 自毛植毛⇒自分の頭皮に生えている髪の毛
- 人工毛植毛⇒人工的に作られた髪の毛
日本の医療機関では両方の手術が実施されていますので、個人の目的や予算に合わせて選ぶのが効果的ですね。
人工毛植毛で使われている素材はポリエチレン・テレフタレートとポリブチレン・テレフタレートの2種類で、どんな特徴があるのか見ていきましょう。
- 人工血管や心臓のペースメーカーとしても採用されている
- 医学的に安全性が確立されていて人体への親和性に富んでいる
- 無機顔料を使った原液着色法の採用で体内へと溶け出すことがない
- 自毛の自然さを上手く再現している
人工毛植毛と聞き、「カツラやウィッグと同じように不自然なヘアスタイルになるのでは?」と不安を抱えている方は少なくありません。
しかし、現在では人工毛の品質も医師の技術力も大幅にアップしていますので、自毛と変わらない仕上がりを得られるようになりました。
ポリエチレン・テレフタレートとポリブチレン・テレフタレートのどちらの素材も、違和感のない髪型になりますよ。
人工毛植毛の素材と自毛植毛の髪の毛の違いは?
人工毛植毛で使われている素材と、自毛植毛で移植する髪の毛には大きな違いがあります。
見た目的には自分の頭皮に生えている髪の毛を移植するのが一番でも、耐熱性や強度では次のように人工毛に軍配が上がりました。
人工毛 | 自毛 | |
---|---|---|
破断強度 | 350g | 170g |
強制抜去強度 | 150g | 100g |
耐熱温度 | 240℃ | 120℃ |
信率 | 40% | 20% |
使われている人工毛の品質はクリニックによって異なりますが、強さや耐熱性は自毛よりも上ですね。
そのため、クリニックで手術を受けて頭皮へと定着した後に、ドライヤーをかけたりサウナへと入ったりしても全く問題はありません。
クリニックで人工毛植毛を受けない方が良い理由は?
人工毛植毛で使う素材のポリエチレン・テレフタレートやポリブチレン・テレフタレートの方が強度が高いと聞き、「自毛植毛よりも良いのでは?」とイメージしている方はいます。
しかし、人工毛植毛には次のデメリットがありますので注意が必要です。
- 一度頭皮へと植え付けたとしても半永久的な効果を得られない(一定期間後に抜け落ちる)
- 異物を頭皮へと植え込む形となり、拒絶反応で炎症や化膿が起こりやすい
- 周りの髪の毛とは違って伸びることはなく、理想の髪型やヘアスタイルをキープするには定期的なメンテナンスが必須
- 植毛をした部分の頭皮が硬化して他の毛髪にも悪影響が出やすい
拒絶反応による頭皮のトラブルや定期的なメンテナンスが必要となるため、クリニックで人工毛植毛を受けない方が良いと考えられています。
その証拠として、植毛先進国のアメリカでは既に手術自体が禁止されていました。
強度の高い素材を植え付けることができても皮膚へとトラブルが起こってしまっては何も意味がないので、植毛を考えている方は自分の髪の毛を使う自毛植毛を選択しましょう。
自毛植毛は別の素材ではなく自分の頭皮へと生えていた既存の髪の毛を使うため、皮膚へとダメージが引き起こされることはありません。
- 拒絶反応のリスクなく手術を受けられる
- 炎症や化膿のリスクが限りなく低い
- 人工毛よりも自然な仕上がりになる
- 一度受ければ定期的なメンテナンスは不要
こういったメリットが自毛植毛にはあり、AGAの発症による薄毛で悩む男性が積極的に受けています。
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