プロペシアを服用してAGA治療を行う上で押さえておきたい注意点
目次
プロペシアを服用してAGA治療を行う上で押さえておきたい注意点をまとめてみた
AGAの治療薬の中でもプロペシアは代表的で、内服タイプの医薬品となっています。
世界中で服用している男性が多く、プロペシアの効果を簡単にまとめてみました。
- 還元酵素の5αリダクターゼの働きを阻害する
- ヘアサイクルを乱すDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する
- 抜け毛の本数を減らして産毛をしっかりと生やす
臨床試験で医学的な効果が立証されていますので安心ですが、服用する上で注意しておかなければならないポイントがあります。
間違った知識でAGAの治療を続けるのは危険ですので、プロペシアの服用で押さえておくべき注意点を幾つか見ていきましょう。
1日1回1錠の用量を守る
プロペシアの服用で抜け毛や薄毛の症状を抑えるに当たり、こんな風にイメージしている男性は少なくありません。
- 飲む量を増やせば即効性が期待できるのでは?
- 飲む回数を増やせば薄毛を解消できるのでは?
しかし、プロペシアは1日1回1錠と添付文書で用法と用量が定められています。
入っている有効成分のフィナステリドの1日摂取量は1㎎と決められていて、それ以上は安全性が確立されていないのです。
プロペシアを飲む量や回数を増やしても効果が劇的に上がることはありませんし、逆に副作用のリスクが高まりますので十分に気を付けてください。
効果を実感するには最低でも半年間は続ける
プロペシアの効果を実感するには、最低でも半年間は飲み続けなければなりません。
AGAクリニックに在籍している医師や看護師は、プロペシアという薬に対して次の見解を示していました。
- 効果に個人差はあるが、最低でも3ヵ月~4ヵ月、通常でも半年以上はかかる
- 抜け毛抑制効果を実感するには毎日決められた量を飲み続ける
- 生活習慣が乱れているとプロペシアの効果が下がりやすい
私たちの髪の毛には成長期⇒退行期⇒休止期というヘアサイクルがありますので、医薬品の力を借りても1日や2日で髪の毛が生えてくることはないですね。
短い期間で「プロペシアは効かない」「プロペシアは効果なし」と判断することはできないため、気長にAGA治療を続けましょう。
※薄毛の症状にプロペシアが効かない原因については以下のページでも詳しくまとめています。
服用して1ヵ月~2ヵ月の間に抜け毛が増えることがある
プロペシアを服用して1ヵ月~2ヵ月の間に、抜け毛の本数が増えやすいのは事前に押さえておくべき注意点です。
個人の体質によっては薄毛が解消されるどころか逆に抜け毛が増えるケースが多く、この症状を初期脱毛と呼びます。
プロペシアの服用でなぜ初期脱毛が引き起こされるのか、考えられる原因をまとめてみました。
- 主成分のフィナステリドが髪の毛に効いている証拠
- 毛髪のヘアサイクルがリセットされている
- 古くなった髪の毛が新しく成長している毛髪に押し出される形で抜け落ちている
つまり、AGA治療を続けるに当たって誰もが実感している症状ですので、「このまま薄毛が進行していくのでは?」と不安にならないでも大丈夫ですよ。
プロペシアの初期脱毛に関しては以下のページでも説明していますが、抜け毛を恐れて飲むのをやめるといつまで経っても理想のヘアスタイルには戻らないと心得ておきましょう。
他の薬との飲み合わせに注意する
AGA治療薬のプロペシアは、飲み合わせで注意しなければならない併用禁忌薬は特に設定されていません。
しかし、次の医薬品と併用していると身体に悪影響が引き起こされやすくなります。
- 同じ有効成分の内服薬を服用していると過剰摂取に繋がる
- 風邪薬や頭痛薬を同じ時間帯に飲むと肝臓に負担が加わる
プロペシアのジェネリックとしてフィンペシアが有名ですが、どちらも有効成分はフィナステリドですので併用しても意味はないですね。
他の内服薬に関しても、プロペシアとの飲み合わせによって肝臓に何かしらの負担が加わります。
フィナステリドが肝臓で代謝される影響で少なからず身体には負担がかかっていますので、「飲み続けても大丈夫なの?」と不安を抱えている男性はかかりつけの医師に相談してみてください。
なるべく個人輸入代行サイトで購入しない
プロペシアに限らずザガーロやミノキシジルタブレットなど、AGAの治療薬は個人輸入代行サイトで簡単に入手できるようになりました。
インターネットで買い物をしているような感覚で購入して服用できるのがメリットですが、結論から言うとあまり利用しない方が良いですよ。
なぜ個人輸入代行サイトを使ってプロペシアを購入しない方が良いのか幾つかの理由を挙げてみました。
- 自己責任で服用する形となるので健康上のリスクが計り知れない
- 正しい知識を持った医師から飲み方に関するアドバイスを受けられない
- 悪質な業者は粗悪品や偽物を使って不当に儲けている
単なる偽薬であればまだしも、プロペシアとは全く違う薬で身体に深刻な悪影響を及ぼすことができます。
素人が内服薬の外観で本物なのか偽物なのか判断するのは難しいため、プロペシアを中心とするAGAの治療薬は専門のクリニックを受診して医師に処方してもらうのが押さえておきたい注意点です。
女性は絶対に服用してはいけない
どんな理由があっても、女性はプロペシアを絶対に服用してはいけません。
抜け毛や薄毛を解消する内服薬としてプロペシアは有名ですが、男性のAGAにしか効かない特徴があります。
- びまん性脱毛症
- ひこう性脱毛症
- 円形脱毛症
- 脂漏性脱毛症
上記の薄毛の症状でプロペシアを飲んでも全く効果は期待できませんし、妊娠中の女性の体内にフィナステリドが入り込むとDHT(ジヒドロテストステロン)が阻害されて男子胎児の生殖器官等の正常発育に悪影響を及ぼすのです。
女性に対して安全性や有効性が保証されていないどころか危険な医薬品なのは紛れもない事実ですので、育毛剤や育毛サプリメントなど他の方法で薄毛の対策を行いましょう。
服用中は献血をしてはいけない
あまり意識する必要はないものの、プロペシアの服用中は献血をしてはいけません。
献血ルームに行ってプロペシアやフィンペシアを服用している事実を伝えると、「申し訳ありませんが・・・」と断られますね。
なぜプロペシアを服用中の男性が献血できないのか理由をまとめてみました。
- プロペシアがAGAに効き目があるのはフィナステリドが含まれているお陰
- プロペシアを服用している男性の血液にはフィナステリドが入っている
- 献血をすると妊娠している女性の体内に輸血される恐れがある
- DHTが阻害されて胎児の清浄な発育に悪影響が出やすい
どうしても献血をして人の役に立ちたいのであれば、献血の1ヵ月前からプロペシアの服用を中止しましょう。
もちろん、フィナステリド全てが女性にとって危険な成分ですので、フィンペシアやザガーロなどの内服薬を服用してAGA治療を行う男性も献血はNGです。
100%の発毛効果を得られるわけではない
「プロペシアを飲んでいればどんな症状でも薄毛を改善できる!」とイメージしている男性はいませんか?
確かに、臨床試験で多くの男性が抜け毛抑制効果を実感しているものの、100%の発毛効果を得られるわけではないのが注意点です。
あくまでもヘアサイクルを整えて抜け毛を抑える効果しかなく、直接髪の毛を生やすミノキシジルとは違います。
既にAGAの症状が進行した手遅れの状態だとプロペシアを服用しても変化を実感できない可能性がありますので、そんな時は投薬治療ではなく自毛植毛を受けましょう。
クリニックで受ける自毛植毛がプロペシアと違うところは次の3つです。
- 頭皮に髪の毛が残っていれば確実に薄毛を改善できる
- 一度手術を受ければ一生涯に渡って生えてくる
- 今後の人生で内服薬を飲み続けなくても良い
全国4院に構えているアイランドタワークリニックは国内でナンバーワンのシェア率を誇る自毛植毛専門クリニックですので、薄毛を何とかしたい男性は一度無料カウンセリングを受けてみてください。