薄毛にプロペシアが効かない原因と効果的な対処法

プロペシアの使用で得られる効果とは?

プロペシアの使用で得られる効果とは?

AGAによる薄毛の治療薬として最も代表的なのはプロペシアですよね。

日本で認可されてからというもの、プロペシアを使ってAGA治療を行う男性は増えました。

日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでAランクという高い評価を得ていて、世界中の薄毛で悩む男性が服用している内服薬です。

プロペシアの使用でどんな効果が得られるのか大まかに見ていきましょう。

  • 1日に1錠のプロペシアを毎日決められた時間に服用する
  • 還元酵素の5αリダクターゼの働きが阻害される
  • テストステロンが悪玉のDHT(ジヒドロテストステロン)に変わるのを防ぐ
  • 毛乳頭細胞にある男性ホルモン受信体(ARレセプター)と結合するのを防ぐ
  • ヘアサイクルが正常化して弱った髪の毛が元通りになる
  • 抜け毛の本数が減少してAGAによる薄毛が次第に回復していく

男性によっては単純に抜け毛の本数を減らすだけではなく、発毛効果も十分に期待できますよ。

以下のページではプロペシアのメリットを説明していますので、合わせてチェックしておいてください。

 

自毛植毛とプロペシアのどちらが良いの?

 

薄毛にプロペシアが効かない原因をチェック!

プロペシアは決して万能な治療薬ではなく、「効かない」「効果なし」「意味がない」という男性も少なからずいます。

実際にプロペシアを服用した男性で、効かなかった人の口コミをまとめてみました。

  • 抜け毛の本数が減っているような感じは全くない
  • 効かないだけじゃなくて副作用で悩まされている
  • 劇的な効果を得るのは難しい内服薬だと実感できた
  • 頭頂部の薄毛の進行が止まっている気がしない

「大きな期待を寄せてプロペシアを飲み始めたのに効かない・・・」という男性は、使用者の約10%にのぼります。

個人の髪質や体質によって変わりますので一概には説明できないものの、誰でも効き目があるわけではないですね。

以下では薄毛にプロペシアが効かない幾つかの原因を説明していますので、「このまま飲み続けても良いの?」と不安を抱えている男性は一度確認しておきましょう。

 

そもそも正しい飲み方を理解していない

そもそも正しい飲み方を理解していない

プロペシアの正しい飲み方を理解していない人は、薄毛に効かない原因となります。

プロペシアの添付文書では、次のように正しい用法や用量がしっかりと設定されていました。

  • 0.2㎎を1日に1回に渡って経口投与する
  • 必要に応じて1㎎まで増量が可能
  • 最低でも6ヶ月間以上に渡って服用する
  • なるべく毎日同じタイミングで飲む

飲み忘れが多かったり焦って一度に服用したりしていると、本来の効果を実感できないので注意しなければなりません。

 

服用期間があまりにも短すぎる

プロペシアを服用した男性の口コミを見てみると、「使用を開始して1ヵ月ですが全く効果がありません」といった意見がありました。

これは当然のことで、服用期間があまりにも短すぎるのが原因ですね。

AGAの治療薬に限らず市販されている育毛剤にも該当しますが、短期間で目に見える変化や効果が出るわけではありません。

上記でも説明したようにプロペシアは最低でも6ヶ月間以上に渡って服用する飲み方が勧められているため、1ヵ月や2ヵ月で効く効かないと判断しないようにしましょう。

 

AGAによる薄毛ではない

男性が引き起こす薄毛と一口に言っても、以下のように幾つかの種類があります。

  • 円形脱毛症:精神的なストレスや免疫異常が引き金となって頭皮に脱毛斑が生じる
  • 脂漏性脱毛症:頭皮へと皮脂が過剰に分泌されて毛穴へと詰まって抜け毛を起こす
  • 牽引性脱毛症:髪の毛を後ろへと強く引っ張ることで刺激が加わっている
  • 膠原病脱毛:細胞と細胞を結び付ける組織に炎症が起こって脱毛が生じる
  • 抜毛症:健康な髪の毛を無意識のうちに引っこ抜いてしまう精神病

プロペシアはあくまでもDHT(ジヒドロテストステロン)が関わっているAGAに効く治療薬ですので、他の脱毛の症状に効かないのは当然ですよ。

「薄毛が進行している=プロペシアを服用する」と考えるのではなく、まずは自分の抜け毛や薄毛の原因がAGAなのかどうかきちんと確認してください。

 

体質的に効きにくいケースがある

これが最も厄介なポイントで、プロペシアは男性の体質によっては効きにくいケースがあります。

具体的にどのような男性が該当するのかまとめてみました。

  • AGAの症状がかなり進行していて毛母細胞が弱っている(毛母細胞が死んでいる)
  • 男性ホルモン受容体の感度が低くて遺伝的にハゲにくい
  • Ⅱ型ではなくⅠ型の5αリダクターゼが薄毛の原因になっている
  • 血管が少なくて発毛に必要な栄養素が行き届きにくい前頭部やM字部分の薄毛が引き起こされている

毛母細胞が弱っていたり前頭部の薄毛で悩んでいたりといった男性はプロペシアが効きにくく、「長く服用していても変化が出ない」といった状態に陥ります。

 

プロペシアが効かない時の効果的な対処法は?

プロペシアが効かない時の効果的な対処法は?

プロペシアが効かないとしても、飲み方が間違っているだけであれば服用方法を今一度見直すだけでOKですね。

しかし、AGA以外の薄毛の症状で悩んでいたり体質的に効きにくかったりといった男性は、そのままプロペシアを継続して飲み続けても全く意味がありません。

ただお金を無駄に消費するだけとなるため、プロペシアが効かない時の効果的な対処法を見ていきましょう。

 

クリニックで自毛植毛の手術を受ける

プロペシアやミノキシジルなど投薬療法で薄毛を対処するのではなく、クリニックで自毛植毛の手術を受けるのは選択肢の一つです。

  • 脂漏性脱毛症によって薄毛が進行し、新たな髪の毛が生えなくなった
  • AGAを発症しているけれど遺伝でプロペシアの効き目を実感できない
  • 既に手遅れの状態で毛母細胞が死滅している

このような男性に自分の髪の毛を移植する自毛植毛が適しています。

毛母細胞が死滅して新たな毛髪が生えてこない状態へと陥り、「薄毛を治療しても何も意味がない」とショックを受けている男性は少なくありません。

しかし、自毛植毛であれば後頭部や側頭部など、毛母細胞が元気な状態の毛根を頭頂部や前頭部など薄毛部分へと移植できます。

移植した後は以前の状態を引き継ぐ作用があるため、同じように抜けたり生えたりといった繰り返しが期待できるメカニズムですね。

他にも、クリニックで実施されている自毛植毛にどんな特徴があるのか見ていきましょう。

  • プロペシアと同じで日本皮膚科学会の診療ガイドラインでBランクと高い評価を獲得している
  • 一度手術を受ければ半永久的に生え変わるため、メンテナンスの必要がない
  • 現在では切開しない方法が主流で、頭皮への傷跡の心配はない

1回当たりの手術費用はそれなりに高いものの、プロペシアやミノキシジルとは違って医薬品を使い続ける必要はないので、投薬治療で効かない男性にはピッタリの方法なのです。

頭皮への傷跡の心配がない方法は、アイランドタワークリニック(i-direct法)で採用されています。

下記のページではアイランドタワークリニックで実施されている自毛植毛の特徴や口コミの評判をまとめていますので、プロペシアが効かない男性は一度チェックしておいてください。

 

アイランドタワークリニックの評判まとめ

 

第2のAGA治療薬として注目されているザガーロを服用する

「自毛植毛を受けるのはちょっと・・・」と不安を抱えている男性は、第2のAGA治療薬として注目されているザガーロを服用するのは選択肢の一つです。

プロペシアと同じ内服薬なのですが、次のような違いがあります。

  • アボルブの名称で販売されていてデュタステリドと呼ばれる有効成分を含む
  • Ⅱ型の5αリダクターゼだけではなくⅠ型にも働きかける
  • 薄毛の進行遅延だけではなく発毛効果も同時に期待できる
  • 生え際やM字のハゲにも有効な内服薬だと考えられている

ザガーロはAGA治療を行う病院やクリニックで取り扱うケースが多くなりました。

プロペシアだけが投薬治療の全てではないので、効かなかった男性はザガーロの服用も考慮してみましょう。

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