自毛植毛によるショックロス

2016/10/29

自毛植毛によるショックロスとはどんな症状?

自毛植毛によるショックロスとはどんな症状?
自毛植毛の手術を受けた約2割程度の方に引き起こされる症状の一つがショックロスで、植えつけた周囲の髪の毛が抜け落ちる現象のことを指します。

ショックロスは自毛植毛のデメリットの一つで、手術の際の麻酔やメス、頭皮環境の変化で今まで生えていた髪の毛がダメージを受け、一時的に抜け毛が増えるというメカニズムです。

もちろん、全ての髪の毛が抜け落ちることは絶対にありませんし、既存の毛髪の約10%~15%程度の量の抜け毛なので、外見上は特に薄毛が目立つことはありません。

  • 頭皮が円形状に脱毛を起こして髪の毛が抜け落ちる
  • 脱毛斑が頭部全体に広がって頭髪が完全に抜け落ちる
  • 症状が重く、治療が長期間に渡って続く可能性が高い

このような症状の全頭型の円形脱毛症とは大きく異なりますし、自毛植毛を受けた人のほとんどが引き起こすわけではないので安心してください。

とは言え、自毛植毛によって植え付けた髪の毛が抜け落ちるのは生え変わりの準備をするためで自然な現象だと言えますが、ショックロスは全く別の部位の髪の毛が抜け落ちるため不安を抱える方はいます。

しかし、ショックロスが引き起こされたからといって手術に失敗したわけではありませんし、4ヶ月から5ヶ月程度が経過すれば正常な抜け毛の量に戻るはずです。

高密度の自毛植毛を行った方にショックロスは引き起こされやすいと言われており、毛根組織は損傷されていないので元通りに戻ります。

医師の指示に従って自毛植毛を受けた後に正しいアフターケアを行っていれば、ショックロスが長期間に渡って続くことはなく、植えつけた髪の毛も1年間程度が経過すれば生え変わっていくでしょう。

頭皮への負担を最小限に抑えたいのであれば頭皮へと刺激を与えずに済むダイレクト法を取り入れたアイランドタワークリニックをおすすめします。

術後のアフターケアの方法も丁寧に教えてくれるはずなので、自毛植毛で薄毛を改善しようと考えている方はアイランドタワークリニックの無料カウンセリングを受けてみてください。

 

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ショックロスが引き起こされる原因は?

はっきりとしたメカニズムは解明されていないものの、自毛植毛の手術によるショックロスは頭皮に生じる軽い炎症反応や局所麻酔の影響だと考えられています。

移植する毛髪の量が多ければ多いほど麻酔の量も増え、ドナーを縫合した周囲の1cm~2cm辺りに抜け毛が発生するのです。

基本的に上記でも説明したように一定期間が経過すれば、抜け毛の量は自然と戻っていきますが、稀にショックロスによる永久脱毛が引き起こされます。

この条件や確率は未だに分かっておりませんが、治療手段にこれといった決め手がなく、再手術で髪の毛をもう一度増やすことも難しいのです。

恐らく、自毛植毛の手術の際に既存の毛根を傷付けてしまったり、過密に移植し過ぎて栄養が回らなくなったりといった原因でショックロスによる永久脱毛が生じ、回復しないケースもあるかもしれません。

それでも、技術力の高い医師の下で自毛植毛の手術を受けていれば、抜け毛が止まらなくて永久脱毛に陥ることはほぼないでしょう。

自毛植毛後のショックロスを予防する方法は?

以下では自毛植毛後のショックロスの症状を少しでも防ぐために、どんな予防を心掛ければ良いのか幾つか挙げてみました。

  • 高密度で移植した時に引き起こされやすいので事前に医師へと相談しておく
  • 手術を受けて頭皮の状態が安定してきたら育毛剤のミノキシジルを使う
  • AGAによるヘアサイクルの乱れを防ぐためにプロペシアを服用する
  • 2回目に移植する場合はできる限り期間を空ける
  • 術後のアフターケアの方法に気を配って頭皮へと無駄な刺激を与えないようにする

確かな原因については現代の医学でも解明されていないので、上記の方法で100%予防に繋がるわけではありません。

しかし、念入りなヘアケアを心掛けていれば既存の毛髪も自毛植毛後のドナーも守る形となり、ショックロスによる抜け毛を最小限に留められるのです。

仮に抜け落ちたとしてもヘアサイクルが1回先に進むだけなので失われた髪の毛は復活しますし、一時的にケラチンパウダーで濃く見せることもできます。

皮膚の新陳代謝を高めるL-システインを含むケラチンを粒子状にして頭皮へとふりかけ、薄毛をカモフラージュできる効果的なグッズなので一度ケラチンパウダーを使ってみてください。

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