新しい薄毛治療!?培養による自毛植毛とは?

2016/11/09

新しい薄毛治療!?培養による自毛植毛とはどんなもの?

新しい薄毛治療!?培養による自毛植毛とはどんなもの?
自毛植毛の唯一の欠点を挙げるとすれば植毛本数に限界があるということで、自分の髪の毛を脱毛部分に移植するため、無制限に増やせるわけではありません。

  • 個人の頭髪状況によって異なるが平均すると12,000本しか移植できない
  • あまりにも移植本数を増やすと後頭部や側頭部の薄毛に繋がる
  • 移植密度を高くしすぎると逆に定着率の低下に繋がりやすい

自毛植毛にはこのような特徴があり、薄毛治療として効果と安全性の高さが着目されていますが完璧な手術ではないのです。

この自毛植毛に変わる方法として、組織培養技術(クローン技術)が研究されており、最新の薄毛治療となり得るのではないかと考えられています。

この毛髪培養はバイオテクノロジーの分野で、自分の後頭部の毛包を採取してクローン技術で培養し、数百から数千の毛包ができれば薄毛部分に限りなく移植できるのです。

現在クリニックで行われている自毛植毛の場合、移植できる本数はどんなに多くても10,000本から12,000本となっています。

AGAの症状が進行している男性であればその本数はもっと少なくなりますし、上記でもご説明したように無制限にドナーを採取できるわけではありません。

その点、毛髪培養が実践化されればドナーに制限がなくなるため、何本でも自分の髪の毛を増やすことができ、症状が進行したAGAでも改善可能ということで期待が寄せられているのです。

毛根培養による自毛植毛のメリットとは?

以下では毛根培養による自毛植毛についてもっと深く知るために、どんなメリットがあるのかまとめてみました。

  • 自分の数本の髪の毛を使うだけで無制限にドナーを作れる
  • ツルツルにハゲた状態でもフサフサのヘアスタイルを取り戻せる
  • 切除するのは5㎜程度の円形なので頭皮へと負担やダメージが加わらない
  • 底部毛根鞘細胞の影響で毛根が活性化して発毛力が向上する

1つの毛包を採取するだけで毛髪培養によって無制限に増やせますし、身体に負担をかけない最高の薄毛治療になり得るのではないでしょうか。

自毛植毛と違って植毛の材料が無限にあれば自由なヘアデザインができますし、患者さんは手術にかかる費用を支払うだけで、これからAGAに悩まされる心配は一切ないというわけです。

実際に、この毛髪培養を実現化するために、2012年にマウイで頭皮皮膚臨床医療学会が開催され、プレゼンテーションが実施されました。

AGAを治療するための新薬は次々と開発されていますし、薄毛の手術が進化しても決して不思議ではありません。

毛根培養による自毛植毛のデメリットや今後の課題とは?

上記のプレゼンテーションの段階では2014年には毛髪培養が導入される予定だったものの、2016年の現段階ではまだ目処が立っておりません。

それは毛根培養による自毛植毛にデメリットや今後の課題が残っているからで、その理由を以下では簡潔にまとめてみました。

  • 毛根培養の手術を行う医師の技術力が現状では足りない
  • 毛髪培養を実現化するためには最新技術を取り入れなければならず、高額のコストがかかる
  • 効果が高くても安全性が高いかどうかの確認は未だに行われていない

マウスを使った実験で仮に成功したとしても、人を対象とした臨床試験で結果を残せなければ導入は困難ですし、想像以上に長い時間がかかるというわけです。

それに、培養した細胞は自分の髪の毛でも寿命が短いと言われており、細胞が癌化することも懸念されているため、実用化に当たってはクリアするべき問題が山ほどあると言えるのではないでしょうか。

寿命が短くて直ぐに抜け落ちるのであれば危険視されている人工毛植毛と何ら変わりはありませんし、実現は10年後になるのか20年後になるのか今のところは分かりません。

将来的に実現されたとしても今の段階では自毛植毛が限界なので、AGAによる薄毛の症状が進行している男性にはアイランドタワークリニックへの受診をおすすめします。

移植できる本数に限りがあるとしても、確実に脱毛した部分に髪の毛を増やせる画期的な手術なので、アイランドタワークリニックで無料カウンセリングを受けてみてください。

 

>>> アイランドタワークリニックの公式サイト

 

※2016年6月追記

2016年の現段階でも毛髪培養は実践化されておらず、確実に薄毛を治療できるのは髪の毛を移植する自毛植毛だけです。

しかし、少しずつ医学は進歩していますし、この点に関しては薄毛治療にも該当するので気長に待ちましょう。

-自毛植毛の基礎知識