自毛植毛後に頭痛は引き起こされるの?
2016/11/01
自毛植毛の副作用として頭痛は引き起こされるの?
自毛植毛は頭部に処置を行う手術ということで、「副作用として頭痛が引き起こされるのではないか?」という疑問を抱えている方は多いかもしれません。
個人によって症状の程度が異なるので一概には説明できないものの、少なからず術後に頭痛を訴えている方はいるようです。
FUT法でもFUE法でも自毛植毛は頭皮に刺激が加わりますし、局所麻酔の効果で術中に痛みを感じることはなくても、麻酔の効果が切れれば麻痺した感じや頭痛が生じます。
時間が経過すれば自然とおさまりますが、どうしても我慢できないのならば以下のような成分を含む頭痛薬を服用しましょう。
アセトアミノフェン:胃が荒れることはなく副作用もほとんどない
アスピリン:100年以上も前に作られた効能の高い成分
イブプロフェン:効き目が早く炎症を効果的に抑えてくれる
ロキソプロフェン:市販薬の中で最も効果が高い代わりに副作用のリスクがある
ロキソニンやナロンエースといった内服薬がドラッグストアでは販売されており、自毛植毛を受けた後に服用すれば症状を一時的に抑えられます。
頭痛薬の服用によって自毛植毛後の髪の毛に悪影響が出ることはないので、自己判断で服用しても特に問題はありません。
ただし、痛み止めは素人の判断で良くても、アフターケアに関しては医師の説明をきちんと聞いておくべきです。
間違ったアフターケアを術後に続けることにより、頭皮や髪の毛へとダメージが加わって自毛植毛で植え付けたドナーが剥がれ落ちる原因となります。
植毛手術で国内ナンバーワンのシェア率を誇るアイランドタワークリニックはアフターサポートを徹底しているので、どのような生活を心掛ければ良いのか伺っておいてください。
自毛植毛後は頭痛以外の症状でも悩まされる
自毛植毛を受けると副作用として頭痛以外の症状で悩まされることがあります。
- まぶたの腫れ
- 頭皮からの出血
- 頭皮のつっぱり感
- 頭皮の知覚障害
- 内出血や化膿
- 感染症
- 傷跡の形成
安全性が高い治療だと言われていますが、副作用や後遺症が一切ないというわけではありません。
特に、メスを使って皮膚を切り取るFUT法による自毛植毛を受ける場合、頭皮に傷跡が形成されて一定期間は消えない可能性が高いので注意が必要です。
出血やつっぱり感、知覚障害といった症状に関しては頭痛と同じように、数週間から数ヶ月程度で自然と引いていきます。
「このまま一生治らないのではないか?」という不安を抱えるかもしれませんが、あくまでも一時的な症状に過ぎないので安心してください。
人工毛植毛と比べれば遥かに安全
頭痛を中心とする副作用が引き起こされることで、自毛植毛を受けることに対して不安を持っている方はいます。
しかし、ナイロンやポリエステルで作られた人工毛を植え付ける人工毛植毛と比べれば遥かに安全です。
- 頭皮の炎症や化膿といったトラブルが引き起こされやすい
- 1年後には移植した人工毛が自然と抜け落ちてしまう
- 自毛ではないので見た目のヘアスタイルに違和感が残る
人工毛植毛にはこのようなデメリットがあり、危険性が高いことが示唆されていたので現在ではほとんど行われなくなりました。
一方で自毛植毛は安全性が高く、その証拠として日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでBランクという高い評価を得ているので薄毛で悩む男性は一度相談してみましょう。