プロペシアは肝臓に負担がかかる?痛みを和らげる対策は?
目次
プロペシアは肝臓へと負担がかかるの?
AGAの治療薬として代表的なプロペシアは、肝臓へと負担がかかるのではと考えられています。
肝機能障害はプロペシアの副作用の一つで、AGAの治療を始める前にきちんと押さえておかなければなりません。
そもそも、私たちの臓器の肝臓は身体の中でどんな働きや役割を持っているのか簡単に見ていきましょう。
- 食べ物の中に含まれている栄養素を別の形に変えて代謝する
- 体内に取り込まれた有害物質を排出するために解毒する
- 有害物質を外部へと出す目的で胆汁が分泌されている
「代謝」「解毒」「胆汁の生成」など様々な機能を持ち、私たちの知らないところで健康を維持してくれていますね。
プロペシアの服用による副作用で肝機能障害が報告されているのは、有効成分のフィナステリドが肝臓で代謝されるのが理由です。
- AGAによる薄毛を治療する目的でプロペシアを服用する
- 有効成分のフィナステリドが肝臓で代謝されて血液に溶け込む
- 頭部まで運ばれて悪玉男性ホルモンのDHTを阻害する
- そのお陰で抜け毛を減らして薄毛の症状を改善できる
このような流れで効果が期待できますが、元々肝臓の機能が低下している男性の場合は大きな負担が加わることがあります。
プロペシアの服用で肝機能障害が発生した報告はあるの?
他の医薬品と比較してみると、AGAの治療薬のプロペシアは肝機能障害発生率はそこまで高くありません。
次のように正しい飲み方でプロペシアを続けていれば、肝臓などの臓器へと余計な負担を与えることなく抜け毛や薄毛の対策が可能ですよ。
- フィナステリドの容量に関わらず1日に1錠を服用する
- 毎日なるべく同じタイミングで服用する
- 飲み忘れても一度にまとめて服用しない
しかし、プロペシアの使用成績調査を見てみると、肝機能障害の発生率は0.2%だと分かりました。
943人の調査や検査に対して僅か2人の男性でしたので、あまり神経質になる心配はないでしょう。
それでも、「絶対に肝臓へと負担は加わらない」と言い切ることはできず、「肝炎や肝硬変などの重篤な疾患に移行するリスクもある」「元々肝機能が低下している場合は服用を避けた方が良い」と説明する医師や看護師さんもいます。
どんな内服薬でも肝臓へと何かしらの負担が加わりやすく、身体へとダメージが加わるケースもあると覚悟しておいてください。
肝機能障害は見つかりにくいのが厄介!
プロペシアの服用に限らず、肝機能障害は見つかりにくいのが厄介なポイントです。
肝臓の機能に異変が生じていても自覚症状は意外と少なく、以下のように感じるだけの人もいます。
- 何となく身体がダルい気がする
- 少し食欲が落ちたような気がする
肝臓に異変がなくても日常生活の中でこう感じることも多いので、「季節的なものだよね」「一時的な症状だよね」と勘違いしやすいのです。
とは言え、肝機能障害が悪化すると皮膚や目の白い部分が黄色くなる黄疸や、腹腔内に体液が溜まる腹水などの症状が出やすく、命の危険に関わることもありますので注意しましょう。
プロペシアによる肝臓の痛みを和らげる対策は?
このページでは、プロペシアによる肝臓の痛みを和らげる対策を幾つか挙げてみました。
プロペシアに限らずザガーロやミノキシジルタブレットなど他のAGAの内服薬にも該当しますが、肝臓の機能が弱いのにも関わらずそのまま継続して治療を受けるのはあまりおすすめできません。
痛みが引き起こされている状態であれば放置は危険ですので、負担を和らげるためにどんな対策を練れば良いのかチェックしておいてください。
病院やクリニックで血液検査を受ける
プロペシアで肝臓へと負担が加わっているのか確かめるために、まずは病院やクリニックで血液検査を受けるべきです。
血液検査の結果を参照し、このままプロペシアを飲み続けるのか別の治療を行うのか判断していきます。
血液検査で注目すべき数値は以下の3つで、体内でのアミノ酸代謝やエネルギー代謝に必要な酵素です。
- AST(GOT)
- ALT(GPT)
- ALP(アルカリフォスファターゼ)
肝機能障害の男性はこれらの数値が高くなりやすく、プロペシアの服用を続けるのはおすすめできませんね。
担当の医師や看護師から説明を受けると思いますが、血液検査の結果で肝臓の機能と関わる数値に異常が出ていたら別の方法でAGAの治療を受けましょう。
肝臓に負担が加わらない自毛植毛を受ける
血液の中の成分を調べれば、肝臓の肝細胞や胆管細胞が正常に働いているのかどうかチェックできます。
もし何かしらの異常があると診断結果が出た場合は、プロペシアの服用ではなく自毛植毛を受けてみてはいかがでしょうか。
自毛植毛は自分の髪の毛の多い部分から薄毛の部位へと移植する手術ですので、肝臓へと負担は加わりません。
- 肝機能障害を患っていて内服薬を飲みたくない
- メンテナンスが不要なAGAの治療を探している
- 頭頂部や前頭部の薄毛を完全に克服したい
こういった男性に自毛植毛はピッタリで、1回の手術を専門の病院やクリニックで受けるだけでコンプレックスを克服できますよ。
プロペシアのように副作用が続いたり一生飲み続けたりする必要はなく、AGAによる薄毛で悩む男性が積極的に手術を受けている理由です。
「どこで自毛植毛を受ければ良いの?」と疑問を抱えている男性には、アイランドタワークリニックをおすすめします。
アイランドタワークリニックではメスを使わない安全なi-direct法による自毛植毛が実施されていますし、何よりも国内でナンバーワンのシェア率を誇るクリニックですので、一度無料カウンセリングで相談してみてください。
肝機能を向上するために日常生活の見直しを行う
プロペシアによるAGA治療を続け、更に不規則な生活を送っていて肝臓へと負担が加わっていると痛みや違和感が出やすくなります。
肝臓は毎日の生活と大きく関わっている臓器ですので、肝機能を向上するためには日常生活の見直しをしなければなりません。
以下では肝機能を向上する幾つかの対策を紹介していますので、是非一度実践してみましょう。
- 毎日のお酒の量を減らし、アルコールを摂取しない休肝日を設ける
- 肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝を防ぐために、高カロリーの食事を控える
- 解毒機能を向上させるタンパク質やビタミンなどの栄養素をバランス良く摂取する
- 機能を回復させるためにウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行う
- 禁煙にチャレンジして肝臓への負担を少しでも減らす
バランスの良い食生活を送ったり運動不足を解消して身体を動かしたりするのは、AGAによる抜け毛や薄毛の予防としても大事ですよ。
育毛サプリメントを飲み始める
肝臓への負担を減らしながらAGAの対策も同時に行いたい男性には、育毛サプリメントの摂取をおすすめします。
育毛サプリメントとはその名の通り育毛のサポートをしてくれる健康補助食品で、プロペシアやザガーロのような副作用は一切ありません。
内服薬ではなく育毛サプリメントでAGAの対策を行うに当たり、どんなメリットがあるのか幾つか見ていきましょう。
- ビタミンやミネラルなど食べ物の中に入っている栄養素を摂取できる
- AGAの原因となる5αリダクターゼを抑えられるノコギリヤシを摂取できる
- 決められた量のカプセルや錠剤を毎日飲み続けるだけで良い
- 副作用が報告されていない(過剰摂取をしていると胃の不快感や下痢などの症状が引き起こされるケースがある)
- 自宅でも外出先でも好きなタイミングで飲むことができる
プロペシアのような治療効果は期待できなくても抜け毛や薄毛の予防には繋がりますので、インターネット通販で自分に合いそうな製品を探してみてください。