プロペシアの服用を中断したらどうなる?再開した時の効果は?
目次
プロペシアの服用を中断する理由は?
AGAを治療する目的でプロペシアを服用していても、途中で中断する男性はいます。
2chの掲示板やYahoo!知恵袋を見てみると、「もうプロペシアをやめたい」「別のAGA治療を選択したい」といった意見が多いですね。
以下では、プロペシアの服用を中断したいと考える理由を幾つか挙げてみました。
効果や変化が実感できなかった
服用を続けていても何かしらの効果や変化を実感できなければ、プロペシアを中断したいと考えます。
1㎎のプロペシアを服用する臨床試験では、1年間で次の結果が出ました。
- 改善:58%
- 不変:40%
- 進行:2%
60%程度の男性はAGAの改善が見られますが、40%の人はAGAの代表的な治療薬のプロペシアでも変化がありません。
プロペシアが効かないのは服用期間が短かったりAGA以外の薄毛だったりといった理由で、以下のページでも詳しく説明しています。
世界的に有名な内服薬でも、100%全ての男性に効果が出る医薬品ではないと心得ておくべきですよ。
金銭的な負担が大きくなった
金銭的な負担が大きくなり、プロペシアを服用するのが難しくなって中断している男性はたくさんいました。
- プロペシアなど薄毛の治療薬は保険が適用されない
- 安いクリニックでも1ヵ月当たり6,000円以上がかかる
- 初診料や診察料を加味すると1万円以上の負担になる
上記のような特徴がありますので、プロペシアの服用期間が長ければ長いほど費用の負担は大きくなります。
AGA治療において続けたくても経済的な理由で継続するのが困難であれば、諦めざるを得ないわけですね。
副作用で悩まされている
プロペシアの服用でDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑えて抜け毛の本数を減らす効果を実感できても、副作用が引き起こされると中止したくなります。
副作用が出る男性はごく僅かなのですが、次の症状のリスクがありますので注意しなければなりません。
- 性欲減退
- 男性機能の低下
- 精液の量の減少
- 精子の運動が鈍くなる
- 肝機能障害
- 勃起不全(ED)
- 認知機能の低下
薄毛で悩む年齢は男性機能の悩みも同時に出てくるため、プロペシアの副作用と合わさって性欲がなくなったり上手く勃たなくなったりするのは不思議ではないのです。
副作用のリスクはプロペシアのデメリットの一つですので、以下のページでもチェックしておきましょう。
単純に飲み忘れている
プロペシアを中断している男性の中で、単純に飲み忘れているケースはあります。
確かに、1日に1回に渡って同じ時間帯に服用しなければならず、仕事やプライベートで忙しくて忘れてしまうのは仕方がありません。
しかし、プロペシアを飲み忘れていると次の弊害がありますので注意が必要です。
- DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制できなくなって抜け毛が再発する
- 飲み忘れの期間が長ければ長いほどAGAの治療が進まなくなる
- 頭頂部や前頭部の薄毛が今よりも進行して見た目のイメージが悪くなる
1日程度であれば大きな悪影響はないものの、プロペシアは毎日飲み続けることで効果が得られる内服薬ですので、「ある程度習慣化させる」「飲みやすい時間に服用する」といった対策をしてください。
プロペシアを中断するとどうなるの?
経済的な理由や副作用でプロペシアを中断するとどうなるのか、疑問を抱えている男性は非常に多いのではないでしょうか。
AGAによる薄毛は絶対に治さなければならない病気ではないので、個人の考え方によっては中断するのもOKです。
しかし、プロペシアを中断すると再び薄毛が進行しやすくなり、そのメカニズムを簡単にまとめてみました。
- プロペシアを服用していると有効成分のフィナステリドが体内へと行き渡る
- 服用している期間だけフィナステリドが効果を発揮し、酵素の5αリダクターゼを阻害する
- 男性ホルモンのテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)へと変わらずに済む
- プロペシアを中断すれば元のDHT(ジヒドロテストステロン)の量に戻る
- ヘアサイクルが乱れたり毛母細胞の働きが弱ったりして抜け毛の量が増える
- 抜け毛の本数が増えれば頭頂部や前頭部に引き起こされる薄毛が進行する
プロペシアはAGAによる薄毛を根本的に治す医薬品ではなく、あくまでも進行をストップさせているに過ぎません。
医薬品の効果で一時的にDHT(ジヒドロテストステロン)を減らしているだけですので、中断して薄毛が再び始まってしまう理由は何となくお分かり頂けるでしょう。
ダイエットをした後に元の食生活に戻して体重が増えるのと同じように、この現象はプロペシアのリバウンドと言われていますね。
つまり、1日に何錠を飲んでいてもAGAの完治には繋がらないので、生きている限りは飲み続けなければならないのです。
プロペシアを再開すれば効果は出る?
一時的にプロペシアを中断していても、再開すればまた抜け毛を抑える効果は期待できます。
プロペシアの再開によってDHTが阻害され、「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」というヘアサイクルが正常化すれば抜け毛が減るメカニズムです。
そこで、以下ではプロペシアを再開するに当たって押さえておきたいポイントを幾つか挙げてみました。
- 男性機能の低下や性欲減退などの副作用が再び進行する恐れがある
- 少しでも効果を実感したいのであれば1日に1錠を正しく服用する
- 飲酒前後は服用しない(アルコールによる影響で成分が変化しやすい)
- 生活習慣の改善のアドバイスも同時に得るためにクリニックを受診する
中断する前に効果が出なかった男性は飲み方が間違っていた可能性が高いため、再開する際に同じ失敗を繰り返してはいけませんよ。
プロペシアを中止した方が良い男性の特徴をチェック!
次に該当する男性は、プロペシアを再開するのはではなく中止すべきです。
- 6ヵ月間以上に渡って服用しても変化を実感できなかった
- 副作用の症状が強く引き起こされてしまった
- 年齢による影響で肝臓の機能が弱くなっている
抜け毛を減らす効果が得られなかったり副作用が出たりしているのにも関わらず、プロペシアを続けても意味はないでしょう。
とは言え、何かしらの対策をしなければAGAによる薄毛は次第に進行していきますので、プロペシアが合わない男性にはクリニックでの自毛植毛がおすすめです。
内服薬の服用とは違い、クリニックで実施されている手術の自毛植毛にどんな特徴があるのかまとめてみました。
- 一生涯に渡って医薬品を服用しなくても一度手術を受けるだけで良い
- 1回の手術で自分の髪の毛を移植した部位は抜けたり生えたりというサイクルを半永久的に繰り返してくれる
- 男性機能の低下や勃起不全(ED)といった副作用のリスクが一切ない
- 自分の細胞を使うので拒絶反応や後遺症などのリスクがない
プロペシアの効果がなくて一度中断してしまった男性は、自毛植毛を受けるのは選択肢の一つですね。
アイランドタワークリニックは国内で自毛植毛を実施している病院の中でもナンバーワンのシェア率を誇りますので、クリニックの特徴や評判をチェックしておいてください。