自毛植毛後のパーマやヘアカラーは大丈夫
2016/10/25
自毛植毛後のパーマやヘアカラーは大丈夫なの?
「自毛植毛を受けた後にパーマやヘアカラーでオシャレを楽しむことはできるのか?」という疑問を抱えている方は非常に多くいます。
自毛植毛は何も男性だけが受ける治療ではなく、近年になって薄毛で悩む女性の方もクリニックで手術を受けるようになりました。
男性ホルモンが原因のAGAではなく、頭皮全体の毛髪が薄くなるびまん性脱毛症や、フケが大量に発生するひこう性脱毛症は女性が引き起こしやすくなっています。
このような症状に見舞われた女性は薄毛を克服して若い頃のヘアスタイルを楽しみたいということで、自毛植毛を選択肢の一つとして考えているのかもしれません。
髪の毛を増やした後もオシャレを楽しみたいと考えるのは普通ですし、パーマやヘアカラーによる悪影響がないのかどうか気になるところです。
しかし、手術後のケアによって頭皮の健康状態が変わり、悪化すれば定着率が下がってせっかく自毛植毛で植え付けた毛根が無駄になってしまいます。
術後2週間の頭皮ケアによって自毛植毛による定着率が左右されると考えられており、薬剤による刺激を避けるためにもパーマやヘアカラーは1ヶ月程度避けるべきです。
現代の医療では自毛植毛で95%以上という高い定着率を誇っているものの、間違ったアフターケアを続けていれば70%や80%と下がりやすくなります。
1ヶ月間が経過すれば植えつけた毛髪は定着しているはずですし、一度頭皮から抜け落ちて内部で新しい髪の毛が生える準備をしているので、パーマやヘアカラーといった処置を受けても問題はないでしょう。
ただし、個人の髪質によっては必要以上に薬剤のダメージを受け健康的な髪の毛が育たなくなるかもしれないので、自毛植毛を受けたクリニックの医師と相談しなければなりません。
トップページでは東京の自毛植毛クリニックを比較しているので、手術を考えている方は参考にしてみてください。
パーマやヘアカラーで薄毛が進行することはない
基本的に美容院でパーマやヘアカラーを行うことで、薄毛の症状が進行することはありません。
男性であれば脱毛ホルモンのDHTが深く関わっており、この物質の産生量が多ければ多いほどAGAを発症しやすいという仕組みです。
ドラッグストアで販売されているブリーチのような強力な薬剤を使っても薄毛の直接的な原因にはならず、ハゲない人は何をしてもハゲません。
しかし、パーマ剤の中にはチオグリコール酸や臭素酸ナトリウム、ヘアカラー剤の中にはパラフェニレンジアミン(PPD)といった強力な成分が含まれています。
これらの成分が肌へと合わなければ以下のような弊害があるので注意が必要です。
- 頭皮がピリピリと痛くなる
- 肌が乾燥してカサカサと痒くなる
- 毛髪がパサついたり切れ毛が目立ったりする
頭皮環境が悪化すれば髪の毛の成長が阻害されますし、長い時間に渡って放置すれば浸透量も増えて毛母細胞へのダメージも懸念されます。
それに、薬剤の中にアレルゲンが含まれていれば、頭皮の炎症や化膿を引き起こす大きな原因となるため、自毛植毛後ではなくてもパーマやヘアカラーを行う前に不安な方は医師に相談しておいた方が良いでしょう。
特に素人が自宅で処置を行うと頭皮と薬剤の触れ合う時間が長くなり、思わぬトラブルが引き起こされやすいので、どうしても髪の毛をカールさせたり色を変えたりしたい方はプロの美容師が在籍している美容院へと足を運んでください。