未成年(高校生や大学生)の自毛植毛

2018/08/13

未成年(高校生や大学生)は自毛植毛を受けられるの?

未成年(高校生や大学生)は自毛植毛を受けられるの?

自毛植毛はプロペシアやミノキシジルとは違って特に年齢制限がなく、条件が合えば高校生や大学生といった未成年でもクリニックで受けることができます。

AGAによる薄毛の治療と聞くと投薬療法が主流ですが、プロペシアやミノキシジルは下記のように年齢制限が設定されているのが特徴ですね。

  • プロペシア⇒男性ホルモンに影響を与える内服薬なので未成年には危険
  • ミノキシジル⇒医薬品に分類されるので未成年の安全性は確立されていない

プロペシアは特に男性ホルモンに少なからず影響を与えるため、成長期の未成年者は服用してはいけません。

その点、自毛植毛は手術を受けるに当たって適正な年齢は特にありませんし、高校生や大学生など若くして薄毛の悩みを抱える方の治療としても適しています。

どんな理由でも思春期という敏感な時期にハゲを自覚するのは辛いので、未成年で自毛植毛を受けるのは選択肢の一つです。

高校生や大学生が自毛植毛を受けてはいけないという決まりはありませんので、保護者の同意を示す承諾書があれば高校生でも受けられます。

病院やクリニックによっては承諾書だけではなく、親子同伴でなければ手術を受けられないと設定しているところがありますので、まずは電話やメールで問い合わせてみるべきです。

 

未成年が自毛植毛を受けるリスクを把握しておこう

未成年が自毛植毛を受けるリスクを把握しておこう

中学生でも高校生でも、安全な手術の自毛植毛は年齢に関係なく受けることができます。

しかし、10代という未成年が自毛植毛を受ける場合は、30代や40代の男性とは違って幾つかのリスクがありますので注意しないといけません。

  • 薄毛が進行しているから・・・
  • 周りの友達と違うから・・・

こういった理由で焦って自毛植毛を受けると、大きな失敗に繋がりやすいですよ。

成人と同じように手術を受けて回復させれば良いという単純な話ではないので、未成年者が自毛植毛を受けるリスクについて詳しく見ていきましょう。

 

今後AGAがどのように進行していくのか分からない

高校生や大学生といった未成年は成長が活発で、今後どのようにAGAの症状が進行していくのか分かりません。

自毛植毛は将来のことを考えてデザインを考慮しないといけないので、成長段階だからこそもう少し様子見するのは選択肢の一つです。

以下では、焦って自毛植毛を受けた時に引き起こされやすいリスクをまとめてみました。

  1. 10代の男性ホルモンが活発になる時期にAGAを発症した
  2. 少しずつ頭頂部の薄毛が進行しているが、20代や30代になった時の状態は分からない
  3. 焦って自毛植毛を受けなくても回復する見込みは十分にあった
  4. 移植に高額な費用がかかって大きな損となった

薄毛が進行した中高年の男性が受けるのとは違い、今後のことが何も分からない状態だからこそ無闇にボリュームアップを図れば良いという単純な話ではありません。

「自毛植毛で頭頂部の薄毛は改善できたけど、10年後に生え際の薄毛が進行してもう一度手術を受けるハメになった」というケースもありますので、成長段階の未成年者は他の方法で薄毛を対策すべきですね。

 

AGAが原因による薄毛とは限らない

AGAが原因による薄毛とは限らない

若ハゲで悩まされていても、必ずしもAGAが原因で薄毛が引き起こされているとは限らず、毎日の生活習慣に問題が潜んでいたり円形脱毛症を発症していたりといった可能性もあります。

焦って自毛植毛の手術をクリニックで受けなくても他の方法で改善できることはありますので、必ずしも植毛すれば良いわけではないと頭に入れておくべきです。

以下では、AGA(男性型脱毛症)以外の薄毛の原因を幾つか挙げてみました。

  • 精神的なストレスによる自己免疫疾患で円形脱毛症を患っている
  • 無理なダイエットを長期間に渡って続けて栄養不足に陥っている
  • 睡眠障害による睡眠不足で髪の毛の成長が滞っている
  • 塩分や脂質が多いインスタント食品やスナック菓子ばかり食べている(不規則な食生活を続けている)

例えば、円形脱毛症の人が自毛植毛を受けて髪の毛を移植しても、精神的なストレスという根本的な原因を取り払わないことには意味がありません。

※円形脱毛症の治療で自毛植毛が適さない理由は以下のページで詳しく説明しています。

 

円形脱毛症の治療として自毛植毛が適さない理由

 

未成年者に限った話ではないものの、まずは何が原因で薄毛を引き起こしているのか見極めることが大切です。

 

後頭部を刈り上げないといけない

自毛植毛は手術を受けた当日から髪の毛がフサフサになるわけではなく、生え揃うまでには長い時間がかかります。

それに、ドナーを採取するには後頭部を刈り上げないといけないので、普段とは違う状態で学校に通う必要があるのです。

高校生で植毛手術を受けたという話が学校中に広まればイジメ問題に発展する可能性が高く、未成年の処置は想像以上に大きな弊害があることがお分かり頂けるのではないでしょうか。

ミノキシジルのように医薬品成分が含まれていなければ育毛剤や育毛シャンプーは高校生や大学生でも安全に使えますので、自毛植毛ではなく誰にも知られない方法で薄毛の対策を練るのが一番です。

「高校生や大学生の自毛植毛は一切禁止!」というわけではありませんが、クリニックで受ける場合は親御さんや専門医と念入りに相談してみてください。

 

参考 【東京版】自毛植毛の費用、全10クリニックを徹底比較!

 

-自毛植毛の選び方