レーザーを使った自毛植毛のメリットとデメリット

2018/02/01

レーザーを使った自毛植毛のメリットは?

レーザーを使った自毛植毛のメリットは?

髪の毛が少しでも薄くなってしまったら、治療で何とかして増やしたいと考えるのが男の性です。

  • どうしてもカッコ悪くなって洋服が似合わない
  • 実年齢よりも老けて見られることが多い
  • 「ハゲ・デブ・チビ」は女性からモテない
  • 自分の容姿に対してコンプレックスを持ってしまう

髪の毛が薄いことによるデメリットは上記のように多く、近年では自毛植毛を受ける男性が増えました。

基本的にはメスを使うFUT法とメスを使わないFUE法の2種類に分けられますが、10年以上前からレーザーを使った自毛植毛の研究が進んでいます。

髪の毛を植え付ける作業を行う際に頭皮へとレーザーを照射する形となり、他の方法と違ってどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

  • レーザー照射による熱で血流を促しながら植え付けられる
  • 一度に3個~4個のスリットを作ることができ、植え付けのスピードが増す
  • 手動でなく機械式ということで担当する医師の技量に左右されにくい

残念ながら今のところは、レーザーを当ててサっと毛根を採取することはできません。

しかし、鉢植えの植物を庭に植え付ける際にスコップを使って地面に穴を掘るイメージと同じように、移植毛を頭皮に植え付ける際にレーザーを活用できます。

植え付けのスピードが増すのが大きなメリットで、なぜ手術の速さを意識した方が良いのかまとめてみました。

  1. 後頭部や前頭部から採取されたドナーはその瞬間から鮮度を失う
  2. 時間が経過すればするほど乾燥によるダメージを受ける
  3. ダメージが強くなれば頭皮への定着率が下がりやすくなる

植毛オペレーションを迅速に完了させるのが自毛植毛の成功のポイントと言っても過言ではなく、スピーディーに施術が可能なレーザー処置の研究が進んでいる理由です。

 

レーザーによる自毛植毛はデメリットが多いので注意!

「スピード感のある手術を受けられるのであればレーザーによる自毛植毛は良いのでは?」と考えている方は少なくありません。

しかし、メリットよりもデメリットの方が圧倒的に多く、FUT法やFUE法との違いを見ていきましょう。

  • 以前に失敗例が多く報告されていて現在の日本ではほとんど実施されていない
  • 植毛先進国のアメリカでも専門医がレーザー処置を勧めることはない
  • 広範囲に渡る治療が得意な代わりに狭い範囲の細かい操作ができない
  • 照射するレーザーの熱量で毛包周辺の組織が焼けて損傷する

レーザー光線は想像すれば分かる通り、非常に強い力を持っています。

  1. 強い光をデリケートな頭皮に当てると毛穴周辺の組織が焼け焦げる
  2. 血流が遮断されて血液が上手く流れないと毛母細胞へと酸素や栄養素が行き渡らない
  3. 髪の毛が太く長く成長できなくなって生着率が下がる
  4. 術後に毛根ごと抜け落ちてAGAによる薄毛の改善に繋がらない

上記のようなメカニズムとなり、レーザーと自毛植毛の相性は悪いのです。

狭い範囲の施術に不向きなのも大きなデメリットで、生え際のヘアデザインが上手くできなければ見た目のイメージが悪くなりやすいので注意しましょう。

 

レーザー自毛植毛を実施している大手のクリニックはない

AGAによる薄毛をしっかりと治療したい男性にとって、自毛植毛は救世主となりました。

現在では数多くのクリニックで実施されているものの、大手の病院の中でもレーザー自毛植毛を行っているところはありません。

  • 髪の毛を移植するに当たってデメリットが大きい
  • レーザーを使うことによるメリットが少ない
  • 今までの研究で失敗例やトラブルが多い

こういった理由が挙げられ、FUT法やFUE法、更にはロボットを使ったARTAS(アルタス)植毛が主流の現在でレーザーを推しているクリニックがあったとしたら絶対に避けた方が良いでしょう。

TOMクリニックでは最先端のARTAS(アルタス)植毛が実施されていて、デメリットの大きいレーザー自毛植毛とは大きく異なります。

移植費用が格安なところも人気の理由で、TOMクリニックがどんな口コミの評判を得ているのか確認してみてください。

 

参考 TOMクリニックの公式サイトはこちら

 

TOMクリニックの評判まとめ

 

低出力レーザーによるAGA対策は効果的!

低出力レーザーによるAGA対策は効果的!

自毛植毛には向いていなくても、低出力レーザーを使ったAGA対策は効果的だと考えられています。

プロペシアに変わる育毛方法として海外では有名で、どんな効果があるのか簡単にまとめてみました。

  • 毛穴へとレーザーを照射して毛母細胞の炎症を緩和できる
  • 血管を拡張して血液の流れを促し、酸素や栄養素を届ける
  • 髪の毛を作っている細胞組織を活性化できる
  • DHT(ジヒドロテストステロン)を中心とする老廃物を除去する

「効果は本当なの?」「怪しい製品なのでは?」と疑問を抱えている男性は多いものの、アメリカ食品医薬品局の認可を受けています。

認可されているのは米国のレキシントン社から発売されているヘアマックスだけで、自宅にいながらレーザーを使ったAGA対策ができますので薄毛で悩む男性は購入を考えてみてください。

-自毛植毛の基礎知識