後頭部・側頭部の自毛植毛

2016/11/16

後頭部や側頭部への自毛植毛はできるの?

後頭部や側頭部への自毛植毛はできるの?
「後頭部や側頭部の髪の毛が薄くなったら自毛植毛できるの?」という疑問を抱えている男性の方はいます。

しかし、基本的には後頭部や側頭部に薄毛が引き起こされることはなく、それは男性ホルモンから生まれる毒素に強いことが大きな理由です。

薄毛の症状は男性によって異なるので一概には説明できないものの、AGAは男性ホルモンのテストステロンが酵素の5αリダクターゼの影響により、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることで発症します。

男性ホルモン自体が薄毛を引き起こしているのではなく、5αリダクターゼが根本的な原因で、DHTが生成されやすい場所から薄くなっていくのです。

その部分は主に頭頂部や生え際で、頭のてっぺんが薄くなってカッパのようになったり、前頭部の左右の剃り込みが深くなっておでこが広くなったりという症状に悩まされている男性は多いのではないでしょうか。

以下では箇条書きで分かりやすくAGAの発生メカニズムについてまとめてみました。

  1. 私たちの身体にはテストステロンやアンドロゲンといった男性ホルモンが流れている
  2. 男性ホルモンは筋肉を作ったり性欲を増したりと男性が生きていくために欠かせない
  3. 頭皮の毛乳頭と呼ばれる部分に酵素の5αリダクターゼが存在する
  4. テストステロンと結合するとDHT(ジヒドロテストステロン)に変わる
  5. 悪玉のDHTはヘアサイクルの成長期を短くして抜け毛の量を増やす作用を持つ
  6. 還元酵素が主に存在するのは前頭部や頭頂部
  7. 後頭部や側頭部を年齢を重ねたとしてもあまり変化が引き起こされない

一方で、後頭部や側頭部はDHTが産生されにくく、AGAを発症していても髪の毛が残っているケースが多いため、自毛植毛の手術ではこの部分の毛髪が使われるのです。

後頭部や側頭部から毛髪を皮膚ごと採取し、前や上にまわそうとするのが自毛植毛なので、AGAのメカニズムに焦点を当てた素晴らしい手術だと言えるかもしれません。

「手術を受けてから生え揃うまでに時間がかかる」「保険外治療なので高い費用がかかる」というデメリットがありますが、薄毛を根本的に克服するためにも国内でのシェア率が最も高いアイランドタワークリニックに相談してみてください。

 

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自毛植毛には移植できる本数に制限がある

同じ植毛手術の人工毛植毛であれば、人工的に作られた髪の毛を頭皮に植え込んでいくので本数に限りはありません。

その本数が多ければ多いほど高い費用を支払わなければならないものの、極端な例を出せばスキンヘッドの男性でもフサフサの状態を手に入れられるのです。

その点、自毛植毛は自分の後頭部や側頭部の髪の毛を使うため、本数には必然的に制限があります。

自毛植毛は最大で4,000株~5,000株(10,000本~12,000本)が限度だと言われており、無制限に移植できないところがデメリットの一つなのです。

  • 10,000本~12,000本を超えるドナーを採取する
  • 後頭部や側頭部の部位の毛髪が次第に薄くなっていく
  • 他の場所の密度を増やしすぎると定着率の低下に繋がる

上記のようなリスクがあり、個人の髪質や本数によっては10,000本の移植も難しい場合があるので注意しなければなりません。

それに、後頭部や側頭部が男性ホルモンの影響を受けにくいとは言っても、AGAの症状が進行して何も対策しなければ、これらの部位の毛髪も次第に薄くなっていきます。

つまり、自分の頭皮に髪の毛が残されていなければ自毛植毛は受けられませんし、症状が進行する前に手を打たなければならないのです。

この点に関しては自毛植毛に限らず他のAGA対策にも同じように言えるので、手遅れになる前に対処する必要があります。

大掛かりな治療や手術を何度も受けるのは難しいとしても、薬物治療や生活習慣の見直しなど日常的に行える方法はたくさんあるので少しでも努力してみてください。

-自毛植毛の選び方