自毛植毛の術後にかつらを被るメリット!発毛率は下がる?
目次
自毛植毛の術後にかつらを被るメリットをチェック!
病院やクリニックで自毛植毛を受けた後に、かつらを被る男性は少なくありません。
- 髪の毛が生えるからかつらは必要ないのでは?
- 自毛植毛は自分の髪の毛を生やせる方法なのでは?
こういった疑問を抱えている方は多いものの、自毛植毛の術後にかつらはとても役立ちますよ。
自毛植毛を受けた後にかつらを作成して被るのは、後頭部の刈り上げを目立たなくさせるのが理由です。
一般的な手術ではドナーを採取する前に後頭部を刈り上げなければならず、その理由をまとめてみました。
- そのままの状態では良質なドナーを判断しにくい
- 髪の毛を刈り上げてドナーを採取しやすくしている
- 医師が目視で頭皮を判断しやすくなる
刈り上げたまま放置していると、当然のように見た目のイメージが悪くなります。
「あの人ってもしかして植毛手術を受けたの?」と周りにバレたくない男性にとって、術後のかつらの着用は大きなメリットがあるわけです。
病院やクリニックによってはかつらの代わりにヘアシートを作成してくれるところもありますので、術後の後頭部の刈り上げをカモフラージュしたい男性は医師へと相談してみましょう。
※自毛植毛後に装着するヘアシートに関しては以下のページでも詳しく説明しています。
自毛植毛後にかつらを装着すると発毛率は下がるの?
自毛植毛後にかつらを装着し、「植え付けた髪の毛の発毛率が下がるのでは・・・」と不安を抱えている方は少なくありません。
かつらやヘアシートなどのアイテムは、手術を受けてから自分の髪の毛にボリュームが出てくるまで自然なヘアスタイルへと見せてくれますので実に効果的ですね。
しかし、生着率を少しでも高めたい場合は術後1週間以内のかつらの着用はNGで、その理由をチェックしておきましょう。
- 頭皮や髪の毛に対して少なからず摩擦が生じて移植毛へとダメージが加わる
- 頭皮が蒸れた状態が続いて雑菌が繁殖し、抜け毛の発生しやすい頭皮環境になる
- 四六時中ニット帽を被っているのと同じように頭皮のかゆみの症状が悪化する
- 少なからず頭皮を圧迫し、血流が悪くなって栄養が毛母細胞へと供給されにくくなる
担当の医師からも説明を受けますが、かつらの着用で頭皮や髪の毛へとダメージが加わるのは紛れもない事実です。
自毛植毛を受けた後の頭皮は皆さんが想像している以上にデリケートな状態ですので、生着率や発毛率を高めるために術後1週間以内は移植した箇所をカバーするかつらの着用は避けてください。
術後にかつらを着用したくない人には刈り上げない自毛植毛がおすすめ!
良質なドナーを判断したり医師が採取しやすくしたりするために、自毛植毛の前に後頭部をバリカンで刈り上げるのは仕方がありません。
だからといって術後にかつらを着用すると、頭皮環境の悪化で発毛率が低下する恐れがあります。
そこで、術後にかつらを着用したくない人には、刈り上げない自毛植毛がおすすめですよ。
幾つかの病院やクリニックでは刈り上げない自毛植毛が実施されていて、一般的な方法とは違って次のメリットがあります。
- 頭皮の傷跡やかさぶたが目立たないので周りに植毛手術を受けたことがバレにくい
- 術後にかつらを着用したり増毛処置を行ったりとカモフラージュする必要がない
- ゴールデンウィークやお盆など大型の連休を使わなくても、直ぐに日常生活へと復帰して仕事に戻ることができる(土曜日や日曜日を使って手術を受けることも可能)
- 術後に手術前と同じ髪型やヘアスタイルをキープできる
通常の方法よりも1グラフト当たりの料金は高くなるものの、後頭部の髪の毛はそのままでより自然なヘアスタイルを維持できるのが魅力的ですね。
国内でナンバーワンのシェア率を誇るアイランドタワークリニックでは、刈り上げない自毛植毛の刈らないDirectが実施されていました。
術後にかつらを使いたくない男性にピッタリで、刈らないDirectの手術の流れはこんな感じになります。
- 担当のドクターが目視で移植株を採取する
- 0.6mmのチューブパンチでホールを作成する
- 移植株を頭頂部や前頭部の薄毛部位へと移植する
より満足度の高い自毛植毛を受けたい人に適していますので、刈らないDirectに興味をお持ちの方はアイランドタワークリニックの医師へと相談してみてください。
刈り上げない自毛植毛は費用が高い?
刈り上げない自毛植毛は術後の満足度が高い代わりに、高額な費用を支払わなければなりません。
病院やクリニックによって費用の設定には違いがありますが、通常の自毛植毛と比べてみると次の違いがあります。
- 刈り上げる通常のFUE法は1グラフト当たり1,000円~1,200円
- 刈り上げない自毛植毛は1グラフト当たり1,700円~2,000円
1,000グラフトを移植すると仮定すると、1グラフト当たり500円違うだけで50万円の費用を上乗せしなければならないわけです。
「これだけの費用を支払うのはちょっと・・・」と悩んでいる方は、通常の自毛植毛を受けた後にヘアスピードEなどの増毛パウダーを使ってみてはいかがでしょうか。
増毛パウダーであればかつらの装着とは違い、頭皮を圧迫したり蒸れたりといったデメリットはありません。
アデランスのヘアスピードEは雨や汗が付着しても大丈夫なように保護用のミストが付属されていますので、完璧にカモフラージュできますよ。
かつらは作成料金もメンテナンス費用も高いというデメリットがあるため、通常の自毛植毛と増毛パウダーを組み合わせて理想の髪型を維持しましょう。