自毛植毛によるかさぶた

2016/10/30

自毛植毛後に形成されやすいかさぶた

自毛植毛後に形成されやすいかさぶた
アメリカで主流となっている自毛植毛の方法がFUT法で、メスを使って毛根を切り取った後、ブレードで小さなスリット(切り込み)を入れて植え込んでいきます。

スリットを入れると患部に血液がにじみ出て赤くなり、自然とかさぶたが形成されるのです。

FUT法による自毛植毛であれば術後の経過で多くの方にかさぶたができ、どのくらいの期間で取れるのか不安になるかもしれません。

個人の体質によってできる人とできない人がいるので一概には説明できないものの、赤いポツポツとしたかさぶたは10日間から14日間ほどで綺麗に剥がれていきます。

1本毛~2本毛の株は非常に小さく、当然のようにかさぶたも小さいので、最初は気になっても気付いた時には剥がれているのです。

擦りむき傷が足といった皮膚にできた経験はあるでしょうし、かさぶたは無理に触って刺激を与えていると跡になりやすいので注意した方が良いでしょう。

無理に剥がそうとしても治りが早くなるわけではありませんし、一度剥がれればポツポツは消えていくので、自然治癒に任せるのが一番なのです。

  • 頭皮に形成されたかさぶたが気になって掻き毟って除去する
  • 頭皮へと大きなダメージが加わる
  • 移植毛の定着率が下がって自毛植毛の効果が得られなくなる

上記のように無理に剥がすと定着率が下がりやすく、自然に剥がれて消えるのを待つしかありません。

自毛植毛による定着率が95%を超えているのは正しいアフターケアを行った場合に限るので、自分勝手な判断で処置を施すのは危険だと心得ておくべきです。

10日間や14日間が経過すれば頭皮のかさぶたは自然と剥がれますが、それまでは意外と目立ってしまいます。

自毛植毛を受けた人がかさぶたに対してどんな口コミを残しているのかまとめてみました。

  • 私の場合は医師から聞いていた話とは違って赤みやかさぶたはできませんでした
  • かさぶたがどうしても痒くなって術後2週間は辛かったです
  • いけないとは分かっていてもかさぶたの場所を触ってしまいました

特に気にならなかった人がいれば、2週間は頭皮に残った人もいて個人差があります。

そこで、自然と剥がれるまでの期間にどのような方法でかさぶたをカモフラージュすれば良いのか見ていきましょう。

 

ヘアスタイルで誤魔化す

ヘアスタイルで誤魔化すのが最も簡単な方法だと説明できます。

植毛した部分の周囲の髪の毛は残されており、元々毛髪が長い男性であればかさぶたをスッポリと覆うことができるのです。

生え際への自毛植毛を施したのであれば、前髪を下ろすようなヘアスタイルにすることで正面からはほとんど見えなくなります。

術後にかさぶたを隠す髪型にするために、自毛植毛を受ける前はベリーショートなどのヘアスタイルはできる限り避けた方が良いかもしれません。

FUE法でもFUT法でも外科的な手術である以上は少なからず傷跡のようなものが残りますし、周囲の人間にバレないようにするには一定の長さの毛髪が必要です。

 

増毛パウダーを使う

市販で販売されている増毛パウダーを頭皮へとふりかければ、かさぶたや傷跡を隠すことができます。

髪の毛の薄い部分を隠すためのグッズですが、かさぶたを見えにくくすることも十分に可能です。

現在ではロングセラー商品のスーパーミリオンヘアーや自然に地肌をカバーできるアートミクロンプラビといった商品が人気を得ていますが、術後すぐの使用は避けなければなりません。

  • 増毛パウダーは粉状の製品を頭皮へとふりかけて使用する
  • 1日の終わりにはシャンプーを使って洗い流さなければならない
  • 自毛植毛の当日と翌日はシャンプー剤の使用が禁止されている
  • お湯だけで流しても綺麗に除去できない可能性が高い

このような理由で避けなければならず、自毛植毛の手術を受けて48時間が経過した後に増毛パウダーを使ってブツブツと形成されたかさぶたを隠してください。

 

帽子やヘルメットを装着する

帽子やヘルメットを装着するのも選択肢の一つで、頭部全体を覆うためかさぶたは人から見られなくなります。

ドナー部分の傷跡も隠すことができますし、冬場であれば防寒対策としてニット帽を被れば一石二鳥です。

ただし、あまりにも窮屈な帽子やヘルメットを被ると、植毛部分が圧迫されてドナー部分の定着率に悪影響が出るかもしれないので注意しましょう。

頭皮のかさぶたをできにくくする方法は?

自毛植毛を受けた後のアフターケアを心掛けていれば、そもそものかさぶたが形成されにくくなります。

医師の技術力や個人差によって変わるので一概には説明できないものの、採取部と移植部の血が固まる前に術後3日目からぬるま湯で3時間~4時間のペースで頭部を濡らしてみましょう。

髪の毛を水洗いするようなイメージで、血液の付着を防げばかさぶたはできにくいのです。

もちろん、アフターケアの方法は医師の判断によって異なるため、自毛植毛を受けたクリニックの担当医に詳しい話を伺ってみるのが良いかもしれません。

当サイトのトップページでは正しいアフターケアを行ってくれるクリニックのみをご紹介しており、自毛植毛にかかる費用で比較して選んでみてください。

 
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-自毛植毛の術後