自毛植毛の回数、1回目と2回目でどう変わる?

2018/08/11

自毛植毛の回数は何回まで?

自毛植毛の回数は何回まで?
自毛植毛の手術を受ける回数は特に決められておらず、個人のAGAによる薄毛の症状に合わせて決めていきます。

自毛植毛を行った後に高い定着率を維持するためには、ドナーを採取して植え付ける作業を人間の手で行う必要がありますので、複数人のスタッフで行ったとしても本数には限界があるのです。

そのため、1回の手術で満足のいく仕上がりにならないのであれば、2回・3回と自毛植毛手術の回数を増やしていく形になります。

専門の病院やクリニックで自毛植毛を受けるに当たり、次のようにイメージしている男性は多いのではないでしょうか。

  • 手術の回数を増やせば理想のヘアスタイルを取り戻せる
  • 手遅れのAGAでも若々しい見た目を手に入れることができる

プロペシアやミノキシジルとは違って確実に薄毛の改善を目指せるのは事実ですが、無制限に自毛植毛を受けられるわけではなく、その回数は4回程度が限度だと考えられていますよ。

※自毛植毛の限界については以下のページでも詳しくまとめました。

 

自毛植毛=増毛ではない!自毛植毛の限界

 

なぜ自毛植毛で移植できる本数が無限ではないのか、詳しいメカニズムについて見ていきましょう。

  1. 自毛植毛は別の場所から髪の毛を持ってきて植え付ける方法ではない
  2. 自分の後頭部や側頭部など既に生えている毛髪を薄毛部分へと移植する
  3. 髪の毛を他の場所に再分配するAGA治療だと考えると分かりやすい
  4. FUT法とFUE法を組み合わせていくのであればトータルで12,000本~15,000本程度のドナーを採取できる(個人差がある)
  5. 1回の手術で3,000本の移植を行ったのであれば4回がリミットとなる
  6. それ以上の毛髪を採取すると今度は後頭部や側頭部のボリュームが低下する

ナイロンやポリエステルの人工毛を使った人工毛植毛とは違い、自毛植毛は自分の後頭部や側頭部の髪の毛を使用するため、頭皮全体の毛髪の量が増えているわけではないのです。

日本人の頭髪の場合は大よそ12,000本で、グラフト数に換算すると6,000株くらいでしょうか。

もちろん、1回で移植する本数によって変わりますので「回数は何回まで」と明確には決められないのですが、最初に7,000本を超えるメガセッションによる自毛植毛を受ければあと1回~2回が限度だと心得ておいてください。

 

何回の自毛植毛で薄毛を克服できるのかクリニックに相談しよう

医師に相談

どの程度の回数の自毛植毛で薄毛を克服できるのか素人では正確に判断できませんので、AGAで悩まされている男性は一度クリニックに足を運んでみるべきです。

自毛植毛のクリニックではいきなり手術を受けるのではなく、最初に無料カウンセリングが行われます。

  1. 無料カウンセリングで担当の医師に薄毛の悩みを相談する
  2. 自毛植毛で必要な本数や手術の回数を調べてもらう
  3. 「○○○本くらいの移植でこんな仕上がりになります」と説明を受ける
  4. 自毛植毛を決意した男性は手術の日程を決める

上記のように何回の自毛植毛で理想の仕上がりになるのか、何本を移植するのが自分に合っているのか提案してくれるのです。

国内の自毛植毛クリニックでナンバーワンのシェア率を誇るアイランドタワークリニックでは、500グラフト(1,200本程度)でも1,000グラフト(2,400本程度)でも自由に受けられますので、一度無料カウンセリングで相談してみてください。

 

参考 アイランドタワークリニックの公式サイトはこちら

 

アイランドタワークリニックの評判まとめ

 

1回目と2回目で自毛植毛の効果はどう変わるの?

1回の治療でドナーを採取して移植できる本数には限りがあるため、1回目の自毛植毛で満足いかないのであれば、2回目・3回目と増やしていくことはできます。

植え付ける本数でも違いますが、1回目と2回目で自毛植毛の効果がどう変わるのか大まかに見ていきましょう。

  • 1回目の自毛植毛でボリュームをアップさせて薄毛を改善する
  • 2回目の手術で更に密度をアップさせて自然な見た目にする

1回目の自毛植毛で満足のいく結果が得られなくても、2回目3回目と回数を増やして理想のヘアスタイルに近付けることはできますね。

ただし、1回目の手術の後直ぐに2回目の治療を受けることはできず、それは一度抜け落ちた髪の毛が生えてくるのを待たないといけないのが大きな理由です。

自毛植毛の手術の後直ぐにフサフサの状態になるわけではなく、「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」というヘアサイクルの関係上、一度全て抜け落ちてから生え揃うメカニズムになっています。

もし、発毛する前に2回目の自毛植毛を行った場合、頭皮にスリット(切り込み)を入れる際に毛根を傷付けてしまうかもしれません。

  • 移植した毛根が傷付けば当然のようにダメージが加わる
  • 頭皮へとしっかりと定着しなくなる
  • 生着率が低下して本来の95%という数値を得られない

上記のように1回目で移植したドナーが無駄になる可能性が高いため、ある程度の期間をあけた後にクリニックで自毛植毛を受けるのがポイントです。

とは言え、日本人の毛髪の量から推測すると、12,000本の移植を行えば広範囲の薄毛で悩んでいる男性でも、理想のヘアスタイルを手に入れることができます。

現代では医療技術の発達により、自毛植毛クリニックによっては10,000本近くの髪の毛を一度の手術で移植するメガセッションができるようになりました。

このメガセッションを採用しているクリニックは非常に多く、1回の治療で済めば頭皮への負荷も金銭的な負担も抑えられます。

無理に手術の回数を増やしたところで良い結果が待っているわけではありませんので、一度の自毛植毛で大丈夫なのか2回目を受けた方が良いのか専門医と良く相談してみてください。

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