自毛植毛後に装着するヘアシート
2016/10/23
自毛植毛後に装着するヘアシートとは?
自毛植毛では自分の後頭部や側頭部の髪の毛を採取し、スタッフが丁寧に株分けを行った後に、頭頂部や生え際といった薄毛が引き起こされている部分に移植していきます。
メスを使わないFUE法で自毛植毛を受ける際、後頭部の採取部分を刈り上げなければならず、その刈り上げをカモフラージュする方法の一つがヘアシートです。
人工毛の付け髪がヘアシートで、カツラやウィッグの一部分を装着すると考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
後頭部の刈り上げはFUE法であれば必ずといって良いほど生じますし、新たな髪の毛が生えてくるまでには時間がかかるので、自毛植毛の後にヘアシートを利用する方が増えています。
数ヶ月が経過すれば傷跡も薄くなって新しい髪の毛も生えてくるので、それまでの対策としてヘアシートが適しているというわけです。
量販店で販売されているウィッグであれば5,000円程度と安くなっているものの、オーダーメイドで自分の髪型に合わせたかつらを作成してもらうとなると、15万円以上の費用はかかります。
しかも、一度かつらを作成すればそれで終わりというわけではなく、毎日のようにお手入れをしなければならず、その間のメンテナンス費用も支払わなければなりません。
- 毛髪部分のお手入れをするためにブラッシングで皮脂やホコリを落とす
- 毛髪の傷みを防ぐために小まめにシャンプーで洗う
- ほつれによる裂けを防ぐために定期的に専門家にメンテナンスを依頼する
このような方法によるメンテナンスがカツラやウィッグには欠かせず、やり方によって品質の高い状態を維持できるかどうか決まります。
メンテナンスが面倒な点に加えて自毛植毛の手術で高い治療費を支払い、更にかつらをオーダーメイドで作ってもらうのは大きな負担になりやすいので気軽に作成できるヘアシートが役立つというわけです。
ヘアシートを作成するには5万円程度の費用がかかり、2回目以降の調整の際にもメンテナンス費用が必要ですが、かつらの作成と比べればお手頃な価格だと言えるでしょう。
日本国内の最大手のアイランドタワークリニックでも自毛植毛後にヘアシートの作成をおすすめしています。
個人のヘアスタイルに合わせて作成してくれますし、術後のアフターケアも徹底している医療機関なので一度アイランドタワークリニックへと相談してみてください。
既製品のウィッグよりも自然なヘアシート
自毛植毛を受けて薄毛の治療を行った方の100人に80人は、後頭部の刈り上げを隠すためにヘアシートを作成します。
病院で植毛手術を受けたことを他人に知られたいという方はいないはずなので、髪の毛の薄い部分をカバーするヘアシートは欠かせないアイテムなのです。
専任の美容師が個人のヘアスタイルに合わせてシートをカッティングしてくれるため、既製品のウィッグよりも見た目の自然さを手に入れることができます。
- 東急ハンズなど量販店で気軽に購入できる代わりに自分の髪型に合わない可能性がある
- 頭の大きさがピッタリではないので日々の生活の中で少しずつズレる
- 人工毛の割合が多いので太陽の光に当たると不自然に光沢が出る
既製品のウィッグにはこのようなデメリットがあり、「あの人ってもしかして・・・」とバレるケースは意外と多いのです。
それに、ウィッグの多くは頭皮全体に装着するもので、後頭部だけに装着するような製品はほとんど販売されておりません。
そのため、頭皮の一部分を効果的に隠せるヘアシートは、クリニックで自毛植毛の治療を受けた後に役立つのです。
クリニックによってはもっと安い料金で作成できるかもしれないので、手術を受ける前の無料カウンセリングで伺ってみましょう。