自毛植毛によるフケ
2016/11/14
自毛植毛が原因でフケは出る?
自毛植毛を受けた後にフケの発生で悩んでいる方はおり、個人の体質によって大きく異なります。
恐らく、自毛植毛が原因でフケ症を患ったのではなく、他に原因が潜んでいると考えるべきです。
自毛植毛は毛根ごと脱毛部分に移植する手術ですし、頭皮の表皮を削るような作業は一切ないので、フケが一気に増えるということはありません。
既に頭皮のフケが増えていた可能性の方が高く、頭皮環境が悪化して抜け毛や薄毛といったトラブルに発展しやすくなります。
このような状態で自毛植毛を受けても、頭皮の状態が弱まっているので毛包を採取した際に刺激が加わりやすいですし、免疫力も弱まりやすいのでフケ症を治してから手術に臨むべきです。
フケの改善方法はその種類によって大きく異なり、カサカサと粉を吹いたような乾性フケと、ネチョネチョと湿った脂性フケの2種類に大きく分けられます。
個人に引き起こされている症状別で、どのような治し方を実行すれば良いのか以下に記載しました。
<乾性フケの治し方>
- 正しいシャンプーの仕方を把握する
- 乾燥を促すような刺激成分が含まれたシャンプー剤を避ける
- ローションで頭皮を保湿して潤いを与える
- パーマやカラーリングをできる限り避ける
- 汗を放置せずに頭皮を清潔に保つ
<脂性フケの治し方>
- 脂っこい食事や甘い食べ物を避ける
- アルコールの摂取を控える
- 毎日のシャンプーで余分な皮脂を洗い流す
- 肉体的な疲れや精神的なストレスを解消する
上記のような対策を練ってフケ症をしっかりと治し、頭皮環境が良好になった状態で自毛植毛を受ければ、AGAというコンプレックスの深い悩みの解消に繋がります。
AGAは男性ホルモンが非常に深く関係しており、フケが大量に発生していたとしても直接的な原因になることはありません。
しかし、乾性フケにしても脂性フケにしても、あまりにも大量に発生していると頭皮環境が悪化し、髪の毛の成長が滞って薄毛の症状が悪化する原因となります。
つまり、フケは抜け毛や薄毛と非常に密接な関わりがあるので、頭皮かた白い粉のようなものが発生し始めた方は十分に注意しなければならないのです。
どちらのフケ症を患っていたとしても、毎日のシャンプーのやり方を見直さなければならないという点では一緒だと説明できます。
刺激的な成分が含まれたシャンプー剤を使用していたり、1日に何回も洗髪していたりという方は、フケが頭皮から発生しやすいのです。
脂性フケの方は余分な皮脂が頭皮に多い状態なので、綺麗に洗い流した方が良いものの、必要以上の洗髪で乾燥し、皮脂の分泌が逆に促されるので注意してください。
フケ症を治療してから自毛植毛に臨もう
フケが発生していても自毛植毛の手術は受けられますし、軽度であれば医師から止められるケースはありません。
しかし、頭皮環境が乱れている状態で手術を受け、術後の定着率が悪くなる恐れはあります。
本来であれば95%以上の定着率が得られる現代の自毛植毛でも、90%、80%、70%と減っていけば大事なドナーを無駄にしてしまうのです。
そうならないためにも、何が原因で頭皮にフケが発生しているのか突き止めた方が良いでしょう。
- ホルモンバランスの乱れや精神的なストレスで皮脂が過剰分泌している
- 毎日のシャンプーで皮脂や角質をきちんと取り除けていない
- 肌のターンオーバーが乱れて頭皮環境が崩れている
- 頭皮のケア不足で乾燥肌が加速している
基本的に頭皮環境の乱れが引き金となりやすく、意外とデリケートな部位だからこそ些細な刺激やダメージを受けやすいのです。
日本国内で多くの男性や女性が自毛植毛を受けているアイランドタワークリニックであれば、術後以外の頭皮ケアの方法について伝授してくれるので一度専門医の説明を受けてみてください。