自毛植毛による赤み・炎症
2016/11/01
自毛植毛による赤みや炎症の原因は?
自毛植毛は後頭部や側頭部から採取したドナーを薄毛部分に植え付ける手術なので、どのような方法でも頭皮には若干の傷が形成され、赤みや炎症を引き起こすことがあります。
メスを使うFUT法でも専用の機械を使うFUE法でも出血を伴い、これがジワーっと患部が赤くなる原因です。
移植した部分に赤みが生じ、「いつまでも頭皮に残るのではないか?」と不安を抱えるかもしれません。
しかし、術後のアフターケアが間違っていなければ1ヶ月程度で植毛部分の赤みは少しずつ引いていきますし、炎症へと発展することはないはずです。
自毛植毛による赤みが異常なのか正常なのか診察してみなければ分からないので、不安を感じている方はできる限り早めに手術を受けたクリニックへと足を運んでみた方が良いでしょう。
自毛植毛の手術に成功していれば異常がないケースの方が多いですし、西洋人と比べると東洋人は赤みが残りやすく、擦ったり引っ掻いたりしなければ自然と消えていくのです。
頻繁に頭皮が炎症を引き起こすような治療が日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインで推奨されるはずがありませんし、効果の高さだけではなく安全性も同時に認められています。
どのクリニックでも自宅でのケア方法について詳しく教えてくれるはずなので、専門医の指示に従って処置を施すだけで良いのです。
日本国内の自毛植毛の手術でナンバーワンのシェア率を誇るアイランドタワークリニックは、独立したケアセンターを設立している数少ない医療機関となっています。
自毛植毛の手術が終わった後も定期的な健診が行われていますし、個人の症状に合わせて徹底的にサポートしてくれるので一度無料カウンセリングを受けてみてください。
自毛植毛後の赤みや炎症を予防するには?
自毛植毛は外科的な治療の一種なので、100%術後の赤みや炎症を引き起こさないようにするのは不可能です。
しかし、少しでも赤みを早期に引かせるために、クリニックによっては創傷治療が行われています。
- 従来の傷の治し方は自然乾燥させてかさぶたを作り、自然に取れれば治癒の完了
- 創傷治療では傷口を乾燥させないように潤いのある状態を保つ創傷被覆材を使う
- 患部が綺麗に治癒するので自毛植毛後の修復が早くなる
上記のような特徴があり、修復が早ければ当然のように頭皮へと加わる負担も少なくなるのです。
移植した毛包の生育も促せますし、自毛植毛後の炎症を予防したい方は創傷治療が実施されているクリニックを探してみましょう。
人工毛植毛は赤みや炎症のリスクが大きいので注意!
日本では自毛植毛とは別に、ナイロンやポリエステル系高分子樹脂といった素材の人工毛を使った人工毛植毛が実施されています。
手術を受けた当日に満足のいくヘアスタイルを手に入れられるということで、クリニックで受けてみようと考えている方は多いかもしれません。
- クリニックへと訪れてどのくらいの移植毛が必要なのか相談する
- 手術日が決定した日に医師による手術を受ける
- 今まで薄毛だった部分のボリュームが大きくアップする
- 現代の医療技術では自毛と変わらない見た目になる
このような流れで処置を受けることができ、「少しでも早く薄毛を克服して若い頃の状態を取り戻したい」と考えている男性に適しています。
しかし、異物を頭皮へと植え込む手術なので、「皮膚が赤くただれる」「炎症が引き起こされる」というトラブルが多発しているので注意が必要です。
それに、身体が異物を追い出そうとする働きを抑制することはできず、2年間程度が経過すれば植え込んだ人工毛は自然と抜け落ちていきます。
自毛植毛よりも遥かに赤みや炎症といったリスクが大きく、永久的な効果が得られないということで植毛先進国のアメリカでは既に法律で禁じられているのです。
自然と抜け落ちればまだ良いものの、切れ毛が頭皮の内部に残り、気付かない間に炎症を起こして化膿まで発展するケースもあるので人工毛植毛は絶対に選択しないでください。